畑岡奈紗ら世界トップ10から9人参戦 カナダのナショナルオープンが3年ぶり開催
◇米国女子◇CP女子オープン 事前情報◇オタワ・ハント&GC (カナダ)◇6546yd(パー71)
コロナ禍の中止を挟み、3年ぶりとなるカナダのナショナルオープンが25日(木)に開幕する。1979年から2000年にかけては「デュモーリエクラシック」として、米女子ツアーのメジャー競技にも数えられていた伝統の大会。14年からカナディアン・パシフィック鉄道がタイトルスポンサーを務めている。
オンタリオ州マグナGCで開催された前回19年大会はコ・ジンヨン(韓国)が制した。地元大会で連覇を狙ったブルック・ヘンダーソン(カナダ)らを抑え、通算26アンダーでの圧勝だった。大会2勝目が懸かるヘンダーソンは、今回のコースから車で1時間もかからない同州スミスフォールズ出身。大会参加を希望するボランティアがキャンセル待ちになるほど、母国の大きな期待を背負って戦う。
4週続いた欧州シリーズを終え、6週ぶりに北米で行われる一戦には世界ランキングトップ10からキム・ヒョージュ(韓国)を除く9人がエントリーした。ランク3位のネリー・コルダは前週スペインで開催された欧州女子ツアーに出場。最終日に姉・ジェシカとの7打差を逆転して今季初優勝と勢いに乗って主戦場へ戻ってきた。
日本勢は畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳が「AIG女子オープン」(全英女子)から3週ぶりの試合に臨む。全英で自己最高7位となった畑岡は、次週から4試合のうち2試合がディフェンディング大会と得意の秋口に入っていくタイミング。野村敏京も個人戦では6月「マイヤーLPGAクラシック」以来のフィールドに滑り込んだ。
大会にはアマチュアも多数出場。7月の「カナダ女子アマ」を制し、2週前の「全米女子アマ」決勝では日本の馬場咲希に敗れたモネ・チュン(カナダ)らが名を連ねた。
<主な出場予定選手>
コ・ジンヨン、ネリー・コルダ、リディア・コー、畑岡奈紗、レキシー・トンプソン、ミンジー・リー、ブルック・ヘンダーソン、キム・セヨン、ダニエル・カン、ジェシカ・コルダ、笹生優花、チョン・インジ、ジェニファー・カップチョ、アタヤ・ティティクル、古江彩佳、野村敏京