稲見萌寧が銀 日本ゴルフ初のメダル 金は米国のコルダ
2021/08/07 14:10
◇東京五輪 女子最終日(7日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)
首位に5打差の3位から出た稲見萌寧が9バーディ、3ボギーの「65」で回り、通算16アンダーの2位でホールアウト。並んだリディア・コー(ニュージーランド)とのプレーオフを制して、銀メダルを獲得した。
東京都出身、国内ツアー7勝の22歳。前回2016年の「リオデジャネイロ五輪」で112年ぶりに正式種目に復帰したゴルフで、男女を通じて初めてメダルを日本にもたらした。
稲見は前半9ホールを終えて5位に後退したが、後半12番から圧巻の4連続バーディを奪取。首位に1打差に迫ると、17番(パー3)、雷雲接近により49分の中断を経た再開直後のバーディパットを沈めてトップに並んだ。最終18番で第2打をグリーン手前のバンカーに入れてボギーとし、米国のネリー・コルダに金メダルを譲った。
プレーオフ1ホール目で稲見が先にパーを決めたのに対し、コーはパーパットを外した。
世界ランキング1位のコルダは通算17アンダー。米国はザンダー・シャウフェレとともに男女で金メダルを獲得した。
コーはリオ五輪の銀メダルに続いて、銅メダルを手にした。
8アンダー7位から出た畑岡奈紗は3バーディ、1ボギー「69」とし、通算10アンダーの9位。フィリピン代表の笹生優花は「65」をマークし、同じ10アンダー9位で終えた。