40回目の「全英女子」 舞台は岡本綾子が制したウォーバーンGC
海外女子メジャー4戦目「全英リコー女子オープン」は28日(木)に開幕する。今年で40回目を迎える大会の舞台は、会場内に3つの林間コースがあるイングランドのウォーバーンGC。大会がメジャーに昇格する2001年以前に、1990年から7年連続で大会会場になったコース。今年は2000年に新設されたマークスコースで開催される。
昨年覇者で世界ランク3位の朴仁妃(韓国)が欠場する中で、優勝候補の大本命は同ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)。19歳の女王は、今季の賞金ランクでも2位に大差をつけて独走している。出場した直近5試合では2勝を含む、全試合でトップ5と抜群のコンディションで大会に臨む。
対抗馬は、コーの1歳下の18歳・ブルック・ヘンダーソン(カナダ)。今季メジャー2戦目「KPMG女子PGA選手権」で優勝した勢いで、その後も1勝を挙げた。世界ランク2位に浮上するなど名実ともにコーのライバルとなっている。
今季米国で2勝を挙げている野村敏京は、日本勢2人目のメジャー制覇に期待がかかる。1984年に岡本綾子が今大会を優勝した会場で、1977年「全米女子プロゴルフ選手権」を制した樋口久子に続く快挙なるか。
同じく米国を主戦場とする宮里藍、宮里美香、横峯さくらの3選手も悲願のタイトルを狙う。日本ツアーからは鈴木愛、西山ゆかり、柏原明日架、上田桃子が出場する。テレサ・ルー(台湾)、申ジエ、ペ・ヒギョン(ともに韓国)の実力者も日本ツアーからの参戦で活躍を誓う。
<主な出場予定選手>
リディア・コー、ブルック・ヘンダーソン、アリヤ・ジュタヌガン、レクシー・トンプソン、ブリタニー・ラング、ジャン・ハナ、チョン・インジ、テレサ・ルー、申ジエ、上田桃子、柏原明日架、鈴木愛、宮里藍、宮里美香、西山ゆかり、野村敏京、横峯さくら