オチョアが11打差をつける圧勝で今季初優勝
2008/03/02 20:54
シンガポールにあるタナメラCCで行われている、米国女子ツアー第3戦「HSBC女子選手権」の最終日。激しい雨の為、合計3時間に及ぶ3度の中断を挟んだが、ロレーナ・オチョア(メキシコ)にとって、それは何の障害にもならなかった。
第3ラウンドを終えて、2位に8打差をつけていたオチョアは、最終日も攻撃の手を緩めない。2位タイからスタートしたアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が、かろうじて一つスコアを伸ばすのを尻目に、4バーディ・ノーボギーのラウンドで通算20アンダーまでスコアを伸ばし、2位に11打差をつける圧勝で自身の今季初戦を優勝で飾った。
オチョアにとっては、昨年最終戦の「ADTチャンピオンシップ」に続く、出場試合2連勝。通算勝利数を17に伸ばすとともに、優勝賞金30万ドルを獲得し、早々に今季最終戦の出場権も手に入れた。
通算9アンダーで2位に続いたのはアニカ・ソレンスタム。3位にはポーラ・クリーマーと、今季既に優勝を手にしている2人が上位を占めた。
宮里藍は、2年ぶりのイーグルを記録するなど、「71」とスコアを伸ばし通算1オーバー、日本人最上位の18位タイに入った。古閑美保は通算5オーバーの34位タイ。飯島茜は通算7オーバーの44位タイ。上田桃子は、この日「80」を叩いて通算11オーバーの57位タイ。「トップとこんなに差がついてショックです」とうなだれた。