カーが最終戦を制す 宮里藍は14位、コーが100万ドル＆3冠達成

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日◇リッツカールトンゴルフリゾート ティブロンGC（フロリダ州）◇6540yd（パー72）

首位タイからスタートしたクリスティ・カーが1イーグル、3バーディ、1ボギー「68」でプレーし、通算17アンダーで今季2勝目。首位タイで迎えた終盤17番（パー5）のイーグルで頭1つ抜け出し、最高の結果でシーズンを締めくくった。

通算16アンダーの2位に、ともに惜しくも初優勝に届かなかったジャン・ハナ（韓国）とジェリーナ・ピラー。さらに1打差の4位にレクシー・トンプソンが続いた。

3位から出た前年覇者のリディア・コー（ニュージーランド）は「72」と伸び悩み、通算11アンダーの7位タイで終了。大会連覇は逃したが、2年連続で年間ポイントレースを制し100万ドルのボーナスを獲得した。そのほか、年間賞金とプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（POY／最優秀選手賞）を加えた3冠を達成。18歳でのPOY受賞はツアー史上最年少となる。

上記タイトルでいずれも2位につけていた朴仁妃（韓国）は、通算12アンダーの6位で逆転はならず。主要タイトルはベア・トロフィ（年間平均ストローク）のみに留まった。

首位と5打差の8位から出た宮里藍は3バーディ、4ボギー「73」と落とし、通算8アンダーの14位タイでホールアウト。2013年4月「LPGA ロッテ選手権」以来のトップ10を逃し、節目となる10年目のシーズンを終えた。

野村敏京は通算2オーバーの56位、宮里美香は通算4オーバーの62位だった。