最終ホールで劇的な幕切れ! 宮里藍は6位タイと大健闘!
アメリカのペンシルバニア州にあるソーコンバレーCCで開催されている、海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」の最終日。イーブンパーの2位からスタートした23歳のジ・ウンヒ(韓国)が、最終ホールに劇的なバーディパットを沈めてメジャー初制覇を達成。新ヒロインの誕生に、大勢のギャラリーが沸いた。
ウンヒに2打差をつけ、単独首位からスタートしたクリスティ・カーは、序盤からショット、パットに正確性を欠いて前半で2オーバー。さらにバックナインでもボギーが先行し、優勝争いから脱落する。代わって、キャンディ・クン(台湾)が2ストローク伸ばし、通算1オーバーの首位タイでホールアウト。最終組を回るウンヒの結果を待つ。同じく1オーバーに並び、迎えたウンヒの最終18番。ティショットをフェアウェイに運ぶと、2打目をピン左6メートルにオン。下りの微妙なスライスラインを見事に読み切り、劇的なバーディフィニッシュでビッグタイトルを獲得した。
日本勢では、17位タイからスタートした宮里藍が躍進。前夜の雨により柔らかくなったグリーンに対し、「狙って行きやすかった」と攻めのプレーを展開する。4バーディ、2ボギーと今週初のアンダーをマークし、通算4オーバーでフィニッシュ。本大会の自己ベストとなる6位タイに浮上した。福嶋晃子は「72」(パー71設定)でラウンドし、通算8オーバーの17位タイに浮上。上田桃子は4ストローク落とし、通算12オーバーの40位タイに後退。不動裕理と宮里美香は、通算15オーバーの57位タイで終えている。
キャンディ・クンは通算1オーバーの単独2位。通算2オーバーの3位タイに、カーとキム・インキョン(韓国)。ポーラ・クリーマーは、宮里藍と並び6位タイに浮上。また、賞金ランクトップの申智愛(韓国)は通算7オーバーの13位タイ、ロレーナ・オチョアは通算9オーバーの26位タイで終えている。