2002年 ステートファームクラシック

福嶋、首位と2打差で最終日へ!

2002/09/01 09:00

米国女子ツアー「ステートファームクラシック」3日目。今季絶好調の韓国出身、金美賢が、P.M.レボークとともに首位に浮上した。

金は前半精彩を欠き2つスコアを落としたが、後半に入ると怒涛のラッシュを見せ、68をマーク。17番パー4では2打目を直接カップインさせイーグルを決めるなど運にも恵まれた。

「今日は前半も調子は悪くなかったが、判断ミスが多かったのでスコアを落とした。キャディに『我慢しよう』と言われて気を取り直して、後半は自分のプレーができた。今日は福嶋晃子と一緒にまわったが、福嶋はティショットで私より60ヤードも飛ばすから、余計に自分のプレーに集中するよう心がけた。こうして英語で記者会見しているけど、恥ずかしがり屋だし、慣れているわけではない。キャディに英語を教えてもらっているから、上達はしていると思う」。優勝して英語でインタビューする姿を見ることができるか楽しみだ。

同じく首位タイのP.M.レボークは、「今日は最終日みたいに緊張してしまった。だから明日は気楽にやれると思う。今日は全ホールで前の組が詰まっていたので待たされたが、遅いプレーが苦手なので、モロに影響を受けて、それがプレーの結果につながってしまった。3パットを3回もしてしまったし、明日はリズムを作るようにしないと」と、反省しきりだった。

そして日本の福嶋晃子だが、首位と2打差の11アンダー7位タイで3日目を終えた。今日は8番ホールでトリプルボギーを叩き、一気に順位を落としたが、後半は4つのバーディで一時トップに立った。トップで向かえた最終ホールでは、2打目をバンカーに入れてしまいそのバンカーの砂が極端に薄く、ミスショットでダブルボギーを叩く不運に遭遇した。しかし今日はその爆発力に加え、叩いた後でも集中力を切らさずプレーを続ける辺りにプレーヤーとしての成長の跡を見た。ケガ復帰後の“福嶋復活”をアメリカでも見せてもらいたい。

2002年 ステートファームクラシック