2002年 エビアンマスターズ

2連勝を狙う朴セリが2位浮上、A.ソレンスタムも並んだ

2002/06/14 09:00

フランスで行われている米国女子ツアーの「エビアンオープン」は、2日目に入り順位が大きく動いた。首位に立ったのは4アンダー4位からスタートしたK.イシェール。アウトコースで4つ、インでは2つのバーディを奪った。予選2日間を併せてボギーを叩かない安定したゴルフを見せている。

そして、この日最もスコアを伸ばしてきたのは、先週全米女子プロを制した朴セリだった。前半のアウトコースを4バーディ、1ボギー。後半は10番から1ホールおきに18番まで5つのバーディを奪った。

1アンダー21位からスタートした朴は、8ストローク伸ばし通算9アンダーで2位に浮上。先週に続き優勝を飾れば、現在賞金争い独走状態のA.ソレンスタムとの差を少しつめることになる。

しかし、そのソレンスタムも朴と並び2位タイに並んでいる。5バーディ、ノーボギー、4つあるパー5全てでバーディを奪い確実にスコアを伸ばしてきた。先週は2日目に大叩きをして優勝争いから脱落してしまったが、今週は2日間でボギーが1つだけ。明日以降の朴との争いに注目が集まる。

今週の日本勢は福嶋晃子と小林浩美が出場している。初日3アンダー11位と好スタートをきった福嶋は、前日バーディを奪った3番パー4でトリプルボギーを叩くなどスコアを崩してしまった。通算1オーバーで38位まで後退した。

この大会と相性の良い小林浩美は、初日1オーバーと出遅れていたが、スコアを2つ伸ばして28位まで浮上してきた。この日の小林は6バーディ、2ボギーにダブルボギーが1つという内容。「ショットが安定してきたので、狙いどおりに打つことができるようになってきた」今シーズン初めてのベスト10入りを目指しスコアを伸ばしてもらいたい。

2002年 エビアンマスターズ