2002年 ピン・バナーヘルス

A.ソレンスタムが失速、R.テスケがプレーオフも制した

2002/03/18 09:00

米国女子ツアーの開幕第2戦「ピン・バナーヘルス」は開幕戦で優勝した昨シーズンの賞金女王 A.ソレンスタムの連勝ムードが高まっていた。3日目を終えて2位に4打差は好調のソレンスタムにとっては充分すぎるリードだと周囲も、そして本人も思っていた。

しかし、何が起こるか分からないのがゴルフだ。スタートホールでボギーを叩いたソレンスタムは4番でバーディを奪ったが、続く5番でもボギー。その後はスコアを伸ばせず、また、2位グループも伸びそうで伸びてこなかったので、終盤までリードは守り続けた。

7アンダー、ソレンスタムに2打差でフィニッシュしたR.テスケはこんな展開を予想しただろうか。最終組のソレンスタムが17、18番の上がり2ホールで連続ボギーを叩いてしまったのだ。開幕戦に続き、勝負はまたしてもプレーオフに持ち込まれた。

そして、プレーオフ2ホール目、パーセーブしたテスケに対し、ソレンスタムはボギー、テスケに優勝が転がりこんできた。昨年6月のエビアン・マスターズ以来の優勝となった。

首位に4打差の2位からスタートした福嶋晃子は、2日連続の1番ホールボギー。その後、6番、12番でもボギーを叩いたが、直ぐにバーディを奪い返し、粘りを見せた。しかし、ソレンスタム同様上がり2ホールを連続ボギー、通算4アンダー3位タイで終了。

今週、片野志保は予選落ちとなったが、小俣奈三香は予選2日間をパープレーでラウンドし決勝に進んだ。しかし、決勝2日間はスコアを崩してしまい、7オーバー51位となった。

2002年 ピン・バナーヘルス