ついにやった!女王アニカがキャリアグランドスラムを達成!!
米国女子ツアー第19戦『ウィータビックス全英女子オープン』が、イングランドのランカシャーのロイヤルリザム&セントアンズで開催された。今シーズン最後のメジャーにふさわしい豪華な顔ぶれになり、その戦いは最終日の終盤までもつれた。初日トップに立ったのは、2連覇を狙うカリー・ウェブ。2日目には一昨年の覇者朴セリが2位に浮上し、3日目は今シーズン最初のメジャーを掴んだP.M.レブーが首位。そして、最終的に栄冠を掴んだのはアニカ・ソレンスタムだった。
最終日は快晴になったが、メジャーならではの我慢比べ、精神的な勝負になってきた。8アンダー4位からスタートしたアニカは、4番でボギーを先行させたが、6番パー5では3日連続となるバーディを奪った。後半は11、15番のパー5でバーディを奪いその他のホールは全てパー。10アンダーでホールアウトし後続の選手を持った。
連覇を狙うウェブも全英の戦い方は分かっていた。取れるところで取るが、我慢も必要になることを。ところが、10番ボギーの後、スコアを伸ばしたい11番パー5でもボギーを叩いてしまい万事休す。8アンダー3位タイ、もし11番でバーディが奪っていたら・・・。
そして最後までアニカにしがみついたのは、韓国の朴セリだった。2日目、3日目と2位につけ、虎視眈々と逆転のタイミングをうかがっていた。今週、後半のインコースでスコアを伸ばしているだけに焦りははなかった。目の前に最大のライバル、アニカがいる。17番を終えて2人は10アンダーで並んでいた。
このままプレーオフということも考えられていたが、最終18番で朴が痛恨のボギーを叩いてしまい、決着がついた。今年6月の女子プロ選手権に優勝し、残すタイトルはこの全英だけだったが、見事に栄冠を掴んだ。この勝利でメジャーを全て制覇したことになる。
今週日本からは4名が出場し、全員予選を通過した。3日目を終えて2オーバーで4人が並んでいたが、最終日スコアをキープした服部道子と、山口裕子が24位に浮上。福嶋晃子と藤井かすみはスコアを崩してしまった。