独走!16歳の天才少女が最年少優勝へ王手!
アラバマ州のRTJゴルフトレイルで行われている米国女子ツアー第18戦「ナビスターLPGAクラシック」の3日目。10アンダーで単独首位に立っていた16歳のアレクシス・トンプソンがスコアを5ストローク伸ばして通算15アンダー。2位以下に5打差をつける独走態勢を築き、史上最年少優勝へ王手をかけた。
圧巻だ。2日目終了時までに2ストロークのリードを手にして最終組でスタートした“レクシィ”は、前半4番で早速バーディを先行させた。すると6番からは一気に4連続。前半アウトで「31」をマークし、後半へ突入した。インでは15番でこの日6つ目のバーディ。最終18番でボギーを叩いてしまったが、「67」をマークして2位のミーナ・リー(韓国)には5打差。昨年プロ転向した天才少女はプレッシャーをものともせずにムービングデーを引っ張った。
トンプソンはアマチュアだった2年前、14歳当時に挑んだ同大会で2日目終了時にトップタイに並んだこともあり(最終成績は27位)、コースとの相性も良い。このまま逃げ切って初優勝となれば、2005年に「サイベースクラシック」を制したポーラ・クリーマーの18歳9カ月17日を大幅に更新して、新たなツアー史上最年少優勝記録を樹立することになる。
通算8アンダーの3位タイにはティファニー・ジョー、ベッキー・モーガン(ウェールズ)、カレン・スタップルズ(イングランド)の3選手。2位タイで3日目を迎えたステーシー・ルイスは「73」とスコアを落として通算7アンダー、6位タイに後退した。クリーマーは通算5アンダーの11位タイとなっている。
4アンダーの12位タイからスタートした野村敏京は1バーディ、5ボギーの「76」で、ヤニ・ツェン(台湾)と同じく通算イーブンパーの43位タイと大きく順位を落とした。