2年目オチョアが大逆転で今季2勝目!グレース朴、マクギルは自滅
2004/08/30 09:00
ペンシルベニア州カッツタウンにあるバークレイCCで行われた、米国女子ツアー第22戦「ワコビア LPGA クラシック Hosted by Betsy King」の最終日。前日終了時、17アンダーと54ホールの大会記録を樹立したグレース朴の勢いに待ったをかけたのがツアー2年目の若手ロレーナ・オチョアだった。最終日で5打差をひっくり返し通算2勝目を挙げた。
オチョアは最後の4ホール中3バーディを奪い、19アンダーでフィニッシュ。グレース朴は前半で2バーディで先行したものの、後半で崩れた。10、13番でボギー発進とし、15番のボギーでオチョアに抜かれた。今年、メジャー大会「クラフトナビスコ選手権」を制しているグレース朴が最終日に首位でスタートした大会を負けたのは自身初めてのことだった。
最初の2日間首位を走っていたジル・マクギルと首位と韓国のH.W.ハンが4打差の3位でホールアウト。マクギルはグレース朴の乱調で初優勝が見えたが、最終4ホールを3ボギーと自滅した。
今大会優勝で150,000ドル(約1,650万円)を手にした22歳のオチョアは、わずか2年目でキャリア獲得賞金2,000,000ドル(約2.2億円)を突破。5月の「American Mortgage 選手権」で初優勝を飾った後は、確実に上位に入り込んでいてここ5大会は全てトップ10入り(うち3位が3回)を果たしている。ミシェル・ウィなど10代の台頭が叫ばれている中、オチョアが20代の「先輩」として自力を見せつける形になった。