白浜とD.ラッセルが首位! 逆転賞金王を狙う室田は4打差
◇国内シニアツアー最終戦◇富士フイルムシニアチャンピオンシップ初日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン (千葉)◇6,994ヤード(パー72)◇曇り◇ギャラリー数3446人
全8試合で実施されてきた2011年の国内シニアツアーもいよいよ最終戦。その初日、ともに6バーディ、1ボギーの「67」で回った白浜育男とデビッド・ラッセル(イングランド)が、5アンダーで首位に並んだ。
4アンダーの3位タイに萩原浩一と冨永浩の2人。大会連覇を狙う芹澤信雄は2アンダーの11位タイにつけている。賞金ランクトップを走るキム・ジョンドク(韓国)も2アンダーでホールアウト。キムを約1,400万円差の同2位で追い、逆転賞金王には優勝が最低条件となる室田淳は、1アンダーの20位タイとまずまずの位置で終えている。
<首位タイの白浜育男「今日は自信に繋がったかな」>
「日本プロシニア」、「日本シニアオープン」とオーバーパーのラウンドで「自信を無くしていた」と話す白浜だが、「出ても2アンダー、3アンダーだと思っていたから、5アンダーはご褒美」と初日首位に並ぶ好スタートを切った。「今日は落ち着いて修正点を考えながらゴルフができたし、ここ数戦いいスタートをきれていなかったので、今日は自信にも繋がったかな」と安堵。「3日間競技での5つ(アンダー)は大きいので、明日もしっかり頑張ります」と今季2勝目を目指す。
<欧州から参戦!デビッド・ラッセルが首位タイに並ぶ>
白浜と首位に並ぶラッセルは、昨年の欧州シニアツアー賞金ランク上位10人(うち希望者3人)に付与される出場資格で日本シニアツアーに参戦。今大会が4度目(09、10年のHANDA CUP、11年日本シニアオープン)の出場だ。「今日はドライバーショットがとても良かった。ティショットがいいと、セカンドもグッドショットに繋がり、その結果バーディチャンスが多かった」とラウンドを振り返った。好位置からの発進に「まだ初日が終わったばかり、残り2日頑張って、また来年出場できるように頑張りたい」と意欲を見せた。
<キム・ジョンドク、国内シニア初の韓国人賞金王なるか!?>
今季賞金王に王手をかけたキム・ジョンドク(韓国)は、前半は2つのボギーが先行する。中盤にバーディを奪ってイーブンパーに戻すと、後半は粘りのゴルフでピンチを凌いでパーを拾う。しかしこのままでは終わらないキムは首位に3打差と迫るバーディ2つを奪って11位タイでホールアウト。2位の室田は1打差の20位タイ、タイトルの行方は最終日まで目が離せない。