宋ボベが横峯さくらとのプレーオフを制し、メジャー初制覇!
2009/10/04 12:45
千葉県にある我孫子GCで開催されている、国内女子メジャー第3戦「日本女子オープン」の最終日。晴天、無風と穏やかなコンディションに恵まれる中、女子ゴルファー日本一の座を争う戦いは最後まで熾烈を極めた。
2位に4打差をつけて単独首位からスタートした宮里美香は、スタートホールの1番から3連続ボギーを叩き、序盤から苦しい展開に。その後もバーディを奪うことができず、後続に追い抜かれ優勝争いから脱落してしまう。
変わって優勝争いに名乗りを挙げたのが、2位タイスタートの宋ボベ(韓国)と、首位に7打差からスタートした横峯さくら。横峯はスタートホールの1番パー5で2オンに成功、7メートルを沈めてイーグル発進。3番ではダブルボギーを叩くが、その後は6個のバーディを重ね、リーダーズボードを一気に駆け上がる。最終18番もバーディフィニッシュとして首位を走る宋に並び、通算11アンダーの首位タイでホールアウト。一方の宋は、13番以降はバーディを奪えず、最終18番もパー。決着は、2人によるプレーオフにもつれ込まれた。
18番で行われたプレーオフ1ホール目。ともにティショットをフェアウェイに運ぶと、宋が手前3メートル、横峯も左奥3メートルに2オン。先に打った横峯のバーディパットは僅かに左に逸れてパー。対する宋はカップの真ん中から沈めて今季初勝利を飾り、自身初となるメジャータイトルを獲得した。
通算8アンダーの単独3位には、4ストローク伸ばした宮里藍が浮上。通算7アンダーの単独4位に諸見里しのぶ、通算6アンダーの単独5位に不動裕理が入った。宮里美香は6ストローク落とし、福嶋晃子、古閑美保らと並び通算5アンダーの6位タイで終えている。