1996年 東レジャパンクイーンズカップ

平瀬真由美、LPGAツアー初勝利を飾る

1996/11/03 18:00

最終組から2組目にいたローラ・デービースがやはり猛烈に追い込んだ。最終日のスコアをながめてみても感じられるが、とにかくLPGAツアーの選手たちは最後でバーディをとってくる。最終日に貯金を増やす。単純に日本と米国(だけじゃないが)を比較してあれこれ言うのは陳腐すぎるが、でもやはり違うなと感じてしまう。

インに入って14番15番と3パット。危なくなってきた平瀬は最後の18番で大事なパットを沈めてバーディ。強敵デービースとのプレーオフにもちこんだ。「ローラとのプレーオフ、勝てる確率は万にひとつと思っていました。それがよかったんでしょうね」

これでLPGAの念願の初勝利。「嬉しい。本当に嬉しいですよ。世界中から集まっている選手の中でですから。やはり1年むこうでやってきて、この選手はこう、あの選手はああとわかるようになっきた。自分でもいいプレーをすれば、上位にいけるという自信もついてきたし」
上位からズラリは並んだ選手はみんなLPGAメンバー。この層の厚さの中での勝利は貴重だ。
ちなみにあくまで身びいきながら当社のカレンダーモデルとしてもおなじみの、ビッキー・ゲッツは35位。

1996年 東レジャパンクイーンズカップ