1997年 JLPGA明治乳業カップ

最終戦も福嶋晃子で締めくくる

1997/11/30 18:00

文句なし、今年は福嶋晃子の1年だった。最終日も前半2ボギーと危なかったものの、インに入ってからは13番17番でバーディ。今年最後のホール18番をボギーにはしたが、もう勝敗に影響はなかった。
「嬉しいです。最終戦に勝てるとは思っていなかったので・・。最後のホールでは1年間の疲れが出ました」と福嶋。

ボギーが先行した今日、優勝のことより平均ストロークのことを考えた。このままいったら平均が72の大台にいってしまう。「これ以上スコアを落とすことはできない、そう考えてプレーしました。優勝のことを考えると力んでしまいますから」
メジャー2勝。年間6勝。10年シード。「想像もしていませんでした。こんな感じで終わるなんて・・。私も、みんなも思っていなかったと思います」

ウィニングボールは「同年代のファンの男の子」にあげるのだという。重い病気と闘っている。月曜日に必ず会いにいきます、と手紙を書いた。予定をすべてキャンセルして、初めて病院に会いにいくことに決めた。

なお賞金ランキングは金万寿、鄭美琦らの獲得額はわずかに足らず、結局先週から大逆転はなし。49位、50位だった山田かよ、黄璧洵がそのままシードを確保した。

1997年 JLPGA明治乳業カップ