1997年 大王製紙エリエール女子オープンゴルフ

坂東貴代が躍進首位。芳賀は2位へ

1997/11/22 18:00

初日首位の芳賀ゆきよはアウトで調子を崩して40。「いつも初日がいいと2日目がダメ。出だしでトリ、ボギーと打ってしまって、ああ、またいつものパターンかなと・・」半分あきらめかけていた。
しかしインで3バーディ。トータル73として踏みとどまった。首位に1打差。チャンス十分。 「この後半のバーディは明日につながります。守らず攻めていきます。そうすればシード権も見えてくると思います」と芳賀。

代わって首位に躍りでたのは坂東貴代。インに入って4バーディ。「何がよかったというわけではないんです。全体に安定してました」という坂東。いいときと悪いときの差がハッキリしているのだという。 「これまで特に2勝目を意識してはいなかったたんですが、でも明日はチャンスですよね。頑張ります」
もし勝てば今季2勝目。去年ギリギリで初シードを獲得したばかりの若手だが、今年一気に開花した。 「初優勝のときはプレッシャーに負けないようにと意識してました。でも、明日は自分のできる範囲でやりたいと思います。最終組なんかでプレーするのは優勝のとき以来です」
ふだん使っていたアクシネットのパターをマレットタイプに変えた。大正解。コーライグリーンにぴったりだという。

具玉姫もスコアを伸ばした。「できれば賞金ランク2位に入りたいです。メジャーに出場したいですし」と言う。もちろん、チャンスあり。最終日は坂東、芳賀、具玉姫が最終組。それぞれの思惑が激突する。
具玉姫に狙われている賞金ランク2位の塩谷育代はまた崩れてしまった。なんと77。本当に今シーズン後半の塩谷はどうしてしまったんだろう。無残なほどです。

1997年 大王製紙エリエール女子オープンゴルフ