1997年 東洋水産レディス北海道

肥後かおり、2年ぶりの独走勝利

1997/07/13 18:00

肥後かおりが逃げきった。昨年は勝利なし。3打のアドバンテージはあったがプレッシャーがかかっていた。 「そう思ってもらえないけど、すこいアガリ症。出足はすごい緊張してました。手は震えるし、顔もピクピクしてるし」
しかし1番、2番とバーディが取れた。一方、マークしていた塩谷育代がボキー連発。差は縮まらず、開いていく。これで楽になった。結果的には楽勝の6打差。 「同じナイキなのに、タイガーは負けると不思議がられるでしょ。私は勝つと不思議がられる。ずいぶん違いますよね」とジョークも出た。

毎年、全米女子オープンに行きたいと思っていた。しかし不思議なことに、気がつくと本戦が始まっている。今年もそうだった。地球の反対側では今、全米女子オープンが開催されている。 「予選のエントリーの方法も知らないんです」と笑う。「メジャーに行くとすれば、和食党だから炊飯ジャーを持っていかないとダメですね」 ジャーを持ってメジャーに出るんだという。

今年立てた目標はシード入りだった。この優勝で2000万円を越した。今週のような展開で勝てたことは自信につながる。あとは国内の残りのメジャーで勝つことを目標にするんだという。国内のメジャーの場合は、ジャーは必要ないし。

1997年 東洋水産レディス北海道