村井真由美、怒濤の攻めでV
1998/10/04 18:00
信じられないような終盤だった。ボギーをポロポロと叩いて3打後退。もう駄目かと思われた村井真由美が15番からなんと4連続バーディ。一気にリードを奪い返し、逃げきった。
「まさか、最後に4連続くるなんて・・・」本人も絶句。14番を終わってドリンクを飲んだ。飲み方が悪かったのか背中が痛くなった。「これでかえってリキミがなくなったのかも知れません」
15番はチップイン。16番はワンピンのパットが入って気分爽快。「また入ったぜ! みたいな感じ」になり、17番でも入って「これで元のスコアに戻った。よかった、よかった」と安心。18番も2メートルに付けて、気心の知れたキャディ(後輩の野本プロ)と「入れときましょ」「そうね、いれましょ」とお気楽な会話を交わしてから打ったらこれも入ってしまった。これで7回目の優勝。2年ぶりだ。
69と追い上げた黄玉珍も「プレーオフを予想していたら村井サンに入れられてしまった」とあぜん。「でもこれで賞金ランクも上位になりました。これからも狙います」
具玉姫は3位に落ちた。「チャンスをことごとく外してしまった。ここ数試合、最終日になるとパットが入らなくなる。でもクサらず、頑張ります。運がなかっただけと思ってあきらめます」