豪雨の初日、不動裕理が首位
ダンロップ ツインレイクスから名称を変更。開催コースも群馬から兵庫へ引っ越した。ザ・サイプレスGCは開場7年目だが樹齢の古い木々にセパレートされた林間コース。設計は頬髭でお馴染みの大西久光氏だ。
このコース、今回はからずも「水はけ最高!」の評価を受けてしまった。たとえば77を叩いてしまった岡本綾子は「すごいわね、ここのコース。あれだけ降って水がたまらない」と誉めたあとで「パットよ、ゴルフはパット!」と自身を叱咤。また74を叩いた福嶋晃子も「あれだけ雨が強くてあんなに降ったんだから、いずれ水が溜まるだろうと思ってたら・・初めてですよこんなコース。助かりました」 近くで開催のよみうりオープンが中止になってしまったほどの雨だった。
さて初日のトップは若手ホープ不動裕理。「距離カンが合わなくて3~4メートルのパットが残ったんですけど、この入れ頃外し頃がよく入ってくれました」
クラブを換えた。体のキレが悪くなっていたのに気がつき、知人のレディス用アイアン(Yard)を使わせてもらった。これが不思議に合う。「それで重目のレディスクラブに換えました。金曜日に取り替えて、土日に打ち込んでリゾートトラストに出てみたらいきなり3位で嬉しかったです」
ついでにボールも換えてしまったという。女子プロの方が勇気がある。
1アンダーは西田智慧子。上がってくるなり「もう・・・今日はねー」とため息をついた。雨だけでなく風もすごかったという。このところの試合でボチボチ上位には上がっているが、いざ優勝を狙えるような位置にくると、自分のゴルフができなくなってしまう。 「意識しすぎなんですかね。また2位か、なんて考えてしまいます」
それにしても上位の顔ぶれ、韓国・台湾勢がズラリ。悪コンディションになると地力が出る、というべきだろうか。