ヨースが逃げきり今季2勝目
1999/11/07 18:00
村口史子、中野 晶に期待がかかった最終日。前半の村口は追撃の姿勢を崩さずスコアを伸ばしたが、しかし本場LPGA選手の底力、マリア・ヨースもバーディやイーグルを放りこみ、差は縮まらない。最後は村口の息切れ、ヨースは余裕の逃げきり勝利だった。
航空会社のミスで自分のクラブが届かず、結局最後まで貸しクラブでプレーしたヨースだが、2番で幸先のいいバーディ。6番ロングでは7Wでのセカンドが乗り、長いパットが入ってのイーグル。あとは余裕の3バーディ、1ボギーだった。
「2番のバーディでいける、と思った。最終日にリードして逃げきるのは難しい。フクシマが勝ったAFLACでも自分は逆転されてしまったし。でもその経験が役に立っていると思う。2回勝てると、これからもまた勝てそうな気がしてくる。グレート・パッピー!」
村口史子は「やる気まんまん」だったという。その気負いが逆にパットのタッチを狂わせてしまった。「入れたい気持ちが強過ぎてラインを出せなかった・・」
「反省はあるけど、悔いはないです。ベストは尽くしたし、パターが入る入らないは結果でしかないですから」
実は具玉姫のことも気になった。16番で具玉姫が追い上げていることを知ったという。現在、賞金ランキングの最大のライバル。「オッ、来たな!という感じ。なんとか順位を離したかったんだけど・・。負けません。負けないからネ」
「今日は自分の日じゃなかったのかな」と言ったのは中野晶。平穏無事な(?)2バーディだけのラウンドだった。「決めるところで決まらなかった。ヨースに付いていけなかった。技術的なものだけじゃなく、プラスアルファがなかったような気がします。でもショットはいいですから残り3試合!」