木村敏美、3年ぶりの優勝
1999/07/11 18:00
東洋水産最終日、木村敏美が3年ぶり、通算6勝目を挙げた。初日からトップをキープしていた黄玉珍は1オーバー73と崩れ2位。森口祐子・米山みどりが4アンダーで3位とした。
5バーディ、2アンダーで3伸ばした木村敏美が久しぶりの優勝。3年前の東鳩レディス以来である。「10・11番をボギーにした時はこれでまた70を切れない。帳尻があっちゃったな」と思ったという。しかし終わってみれば今年初、60台のスコアも出せた。前日3アンダー2位からスタートした木村は朝から冷静だった。「優勝しようとは思っていなかった。ボギーを打たない。狙えるところは入れていくという気持ちでプレーしてました。」 今まで雨天の中での優勝が多く「カッパを着てない優勝シーンは本当に気持ちがいいですね」と。
木村は今年31才になる。3年前の優勝争いは20代「考えも若かった。今はピンを狙うゴルフではなく、チャンスが来るのを待つゴルフをするようになった」今回の優勝はチャンスを逃さず捕まえることができた結果だろう。総合的に良い状態にあるという「はっきり言って、ホッとしています。最近名前を忘れられていましたからね」
3位の米山みどりは1オーバー15位から、今日は67をマークし5つ伸ばして結果3位。前日2位スタートの石黒裕季子は39・38で77と大きく崩しトータル2オーバー19位とした。