具玉姫がプレーオフを制して2連覇
2000/09/24 18:00
最終日は悪天候のため、全員が半ラウンドで終了となった。前日首位からスタートした藤井かすみと具玉姫が最終的に2アンダーで並びプレーオフへ突入。1ホール目をパーとした具玉姫の今季初優勝と昨年に続く2連覇となった。1オーバー3位には野呂奈津子。2オーバー4位に不動裕理・中野晶ら4人。
4バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフを見せた具玉姫だったが、強く降る雨の中1つ伸ばすことができた。終わってみて「前半はスコアが落ちつかなかったので、あわてていました」というものの、相性のよくない13番ホールをボギーで終えた後、14番からの3連続バーディを沈めて見事に気持ちを安定させた。
「夏あたりから上位に入り、安定していいゴルフが出来ています。今後も自分のゴルフをやれば勝てると信じて、上位に食い込んでいきたい」 これで日本ツアー18勝目を飾った。
「長い1日でした」というのは藤井かすみ。最終日はバーディなしの1ボギー。初めてのプレーオフには負けたが、「悔しい」という感想のほかに「良く頑張った」と自分を誉めることもできた。「負けたのは経験の差と優勝に対する思いだと思います。まずは自分でも1勝してみなければ」 その1勝に向けて“ゆっくりとしたリズム”を心掛けて頑張るという。