3つ巴のプレーオフを制し、キム・ソヒが日本ツアー初優勝!
2007/10/08 10:18
群馬県の赤城CCで行われている国内女子ツアー第29戦「SANKYOレディースオープン」最終日、通算7アンダーでホールアウトしたキム・ソヒに、最終ホールで高橋美保子、上田桃子の2人が追いつき、優勝決定は3選手によるプレーオフにもつれ込んだ。
正規の18番パー5では、3打目をSWでピン下3mにつけてバーディを奪った上田。しかし、プレーオフでは「中途半端な距離だった」と、AWでピンを狙ったショットがわずかに届かずグリーン手前の池へ、今季4勝目の夢とともに消えていった。
一方、それぞれ安全なピン上につけたキム、高橋の2人の勝負はパッティングへ。先に15m近いフックラインを読みきったキムが、このパットを沈めて高橋にプレッシャーを掛ける。決めなければ負けとなる高橋だったが、最後のパットはカップに届かず、勝負はプレーオフ1ホール目で決着した。
今年から本格参戦した日本ツアーで早くも優勝を達成したキム。「目標は50位以内でシードを獲ることだった」と話したが、目の前のチャンスをきっちり掴みきるのはさすがというしかない。米国ツアーに興味はなく、今後も日本ツアーで活躍したいと目を輝かせた。
単独4位に入ったのは、大山志保。5位タイに前田久仁子、藤井かすみ、山口裕子、全美貞の4人が続いた。最終日、単独首位からスタートした原江里菜は、「75」とスコアを落とし、通算4アンダー・9位タイで大会を終えた。