やはり強い!A.ソレンスタムが初日から首位!!
国内女子ツアー第5戦「ニチレイカップ」が、東京都の東京よみうりCCで開幕した。今年の大会は、米ツアーでナンバーワンのアニカ・ソレンスタムが出場するということで注目度が高い。そして、そのソレンスタムが初日からスコアを伸ばし首位に立った。
不動裕理、藤井かすみといった日本のトップ2と同じ組で、10番ホールからスタートしたソレンスタムは、パー5で確実にスコアを伸ばし3アンダーで前半を折り返した。そして1番ホールから4番まで4連続バーディを奪い、あっという間に首位に浮上した。その後7番で初めてボギーを叩いたが、6アンダー首位で初日を終えた。明日以降どこまで伸ばしてくるのか楽しみになってきた。
ソレンスタムと肩を並べ首位になったのは、ベテランの安井純子。11番パー5でイーグルを奪った安井は、粘りのゴルフでスコアを伸ばしている。首位2人から3打差の3位には、藤井かすみと服部道子の2人が並んだ。いずれも日本ツアーでは、実績のある選手たちがソレンスタムの独走を阻もうと奮起する。
そして、初日ギャラリーを沸かせたのはアマチュア3名の躍進だ。3アンダー3位グループに入った横峯さくら、2アンダー6位につけた宮里藍の2人は高校生で、常にジュニアの大会の上位を占めるライバル同士。互いに刺激しあい最終日まで優勝争いに残れるよう頑張ってもらいたい。
そして1アンダー11位には、中学生の金田久美子が入っている。4月に行われた日韓ジュニアゴルフ選手権大会では、韓国の優勝独占を唯一阻んだ。今後はプロのトーナメントにも積極的に参加する予定で、予選通過に止まらず上位進出も狙っている。
昨年のこの大会で、3連覇を狙うオーストラリアのカリー・ウェブに競り勝った不動裕理は、2オーバー41位と出遅れてしまった。10番をボギーでスタートした不動は、続く11番パー5ですぐにバーディを奪った。しかし、この日のバーディはこの1つだけ。16番、そして最終18番パー3でもボギーを叩き、不動らしさが見られぬラウンドだった。明日以降は、日本のトップの意地を見せられるか期待する。