新女王・全美貞が単独首位発進 1打差に佐伯三貴
2012/11/16 15:06
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 初日◇五浦庭園カントリークラブ(福島県)◇6427ヤード(パー72)
昨年の東日本大震災の復興支援を目的に、四国から福島県いわき市に会場を移して開催に至った今大会。開幕直前に今シーズンの賞金女王戴冠が決まった全美貞(韓国)が7バーディ、1ボギーの「66」をマークし6アンダーで単独首位発進を決めた。
1打差の5アンダー単独2位には佐伯三貴。3アンダーの3位タイに不動裕理、木戸愛、豊永志帆、テレサ・ルー(台湾)が続いた。2アンダーの7位タイには服部真夕、笠りつ子、諸見里しのぶら11選手が並んでいる。今季初勝利が待たれる横峯さくら、上田桃子は1アンダーの18位タイで2日目を迎える。
<新女王の全「“おめでとう”ってすごい言われて、幸せでした」>
今大会が始まる前に、自身初の賞金女王タイトル獲得が決まった全美貞が、肩の荷が下りたような好プレーでバーディを量産した。スタートホールの1番でボギーを叩いたものの、直後の2番(パー5)からアイアンをピンに絡めて前半5つ、後半2つの7バーディを奪う。「66」の好スコアをマークして、貫禄の首位発進を決めた。
「(ギャラリーの声援が)すごく温かくて、ありがたかったです。たくさんの人に“おめでとう”って言われて、すごく幸せでした」と全。今週はコーチで義理の兄にあたる金鐘哲プロがキャディバックを担ぎ、「お兄ちゃんがそばにいてアドバイスしてくれるので、気持ちよくて、安定したプレーができています」と、万全の態勢だ。
「最終日まで、楽しくプレーしたいと思います」とすでに笑顔の新女王。このまま、今年の賞金女王レースのように、独走となるだろうか?