笠と川原が首位! 金田、古閑、有村らが1打差で追う!
国内女子ツアーの第9戦「リゾートトラストレディス」が3日(金)、長野県のグランディ軽井沢GCで開幕した。その初日、川原由維と笠りつ子が4アンダーに伸ばし、首位タイと絶好のスタートを切っている。
1打差の3アンダー3位タイには、古閑美保、金田久美子、諸見里しのぶ、有村智恵ら7人が追走。2アンダー10位タイには、横峯さくら、北田瑠衣、飯島茜ら9人が続く混戦となっている。前週優勝の茂木宏美は1アンダーの19位タイ。前年大会優勝の甲田良美は5オーバーの94位タイと大きく出遅れた。
<笠が4バーディ、ノーボギーの首位タイ!>
3戦前の「フンドーキンレディス」で3位タイに入った笠は、次戦の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」の初日に「67」をマークして2位タイ。さらに翌週の「ヨネックスレディス」でも初日に「69」でラウンドし2位タイにつけた。そして、今週は初日に「68」で首位タイと、3試合続けて上位に入っている。しかし、先週までの2試合とも最終日にスコアを崩してしまった。「初日は平常心でできているのですが、最終日がダメですね」と話す。
<最終ホールでボギーを叩き金田久美子は3位タイ>
2番で2打目をグリーン手前に外した金田だったが、3打目のアプローチで10ヤードをチップインバーディとした。続く3番パー5でもバーディを奪い、終盤の17番で4アンダーの首位タイに浮上した。ところが、最終18番は2オンに成功しながらも3パットのボギーで3位タイに後退。「だいぶ残念です」と肩を落す。それでも好スタートに「今日みたいなボギーをあまり打たないゴルフができれば。明日は大事なので、優勝争いに加わることができれば、楽しみが多いので」と、早くもツアー2勝目に王手をかけるか。2日目のゴルフが注目される。
<昨年8月以来の60台!古閑も3アンダー3位タイ>
「今日はショットが凄く良くて、3回しかグリーンを外していないんです」と、ラウンド後に笑顔で話す古閑は、昨年8月以来の3アンダー「69」というスコアで首位と1打差の3位タイにつけた。前半9ホールを全てパーで切り抜けた古閑は「前半もバーディチャンスにつけていたので、パットが決まってくれればもっとスコアを伸ばせたのですが、ピンチがなかったので不安もなかったですね」と、先週までをいっぱいいっぱいのゴルフと表現していたが、この日は気分的にも余裕のラウンドとなった。手首の怪我以来、練習量が極端に減った古閑だが「量より濃さですね」と、短い練習時間を集中して行っている。