飯合、伊澤など4人が首位! 石川は37位タイスタート
国内男子ツアー第12戦「バナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」が、福岡県にある芥屋ゴルフ倶楽部で開幕した。前日のプロアマ大会が雨のため9ホールに短縮になったが、その雨は降り止むことなく初日のラウンド中は時折強くなった。
この日多くのギャラリーが付いていたのは、ディフェンディングチャンピオンの宮本勝昌とツアー2試合連続優勝を狙う谷口拓也、そして先週の「関西オープン」でプロ初優勝を果たした石川遼の組み合わせ。その1つ後の、伊澤利光、藤田寛之、小田孔明といった地元福岡県出身3人の組も大きな声援を受けていた。
石川は8時24分に10番ホールからスタート。10番をチップインパーで凌ぐと、その後もパーを積み重ねた。スコアが動いたのは15番から。ティショットでフェアウェイをキープすると2打目でピン手前1.5メートルに乗せバーディ。しかし、16番、17番では短いパーパットを外し1オーバーに後退し、そのままホールアウトした。
石川組が最終9番のセカンド地点に着いたときに、中断を知らせるホーンが鳴った。降り続ける雨の影響でグリーン上に水溜りが数箇所で発生したためだった。石川組はこのホールのプレーに入っているので、中断せずホールアウトしたが、後続の伊澤組は12時32分から12時57分まで25分間、9番のティグラウンドで待たされることになった。
最終9番、伊澤は1メートルのバーディパットを外したが、この日8バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら4アンダー首位タイ。同じく首位には9番パー5でイーグルを奪ったベテランの飯合肇と立山光広。さらに4バーディ、ノーボギーと安定したゴルフをした井上信の4人。1打差の3アンダー5位タイには、ツアー初優勝を狙う甲斐慎太郎のほか、星野英正、篠崎紀夫の3人が並んでいる。