2008年 バナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント

飯合、伊澤など4人が首位! 石川は37位タイスタート

2008/08/28 19:46
ベテランパワーでイーグルを奪い、首位タイ発進とした飯合肇

国内男子ツアー第12戦「バナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」が、福岡県にある芥屋ゴルフ倶楽部で開幕した。前日のプロアマ大会が雨のため9ホールに短縮になったが、その雨は降り止むことなく初日のラウンド中は時折強くなった。

この日多くのギャラリーが付いていたのは、ディフェンディングチャンピオンの宮本勝昌とツアー2試合連続優勝を狙う谷口拓也、そして先週の「関西オープン」でプロ初優勝を果たした石川遼の組み合わせ。その1つ後の、伊澤利光藤田寛之小田孔明といった地元福岡県出身3人の組も大きな声援を受けていた。

石川は8時24分に10番ホールからスタート。10番をチップインパーで凌ぐと、その後もパーを積み重ねた。スコアが動いたのは15番から。ティショットでフェアウェイをキープすると2打目でピン手前1.5メートルに乗せバーディ。しかし、16番、17番では短いパーパットを外し1オーバーに後退し、そのままホールアウトした。

石川組が最終9番のセカンド地点に着いたときに、中断を知らせるホーンが鳴った。降り続ける雨の影響でグリーン上に水溜りが数箇所で発生したためだった。石川組はこのホールのプレーに入っているので、中断せずホールアウトしたが、後続の伊澤組は12時32分から12時57分まで25分間、9番のティグラウンドで待たされることになった。

最終9番、伊澤は1メートルのバーディパットを外したが、この日8バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら4アンダー首位タイ。同じく首位には9番パー5でイーグルを奪ったベテランの飯合肇立山光広。さらに4バーディ、ノーボギーと安定したゴルフをした井上信の4人。1打差の3アンダー5位タイには、ツアー初優勝を狙う甲斐慎太郎のほか、星野英正篠崎紀夫の3人が並んでいる。

首位タイで伊澤利光が上がったときには雨脚が強く視界も悪かった
ツアーデビュー戦がこの大会だという甲斐慎太郎が5位タイと好スタート
スタートの10番でチップインパーを奪った石川遼
グリーン上に溜まった水を競技委員がタオルで吸い取り応急処置

2008年 バナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント