2008年 三菱ダイヤモンドカップゴルフ

P.マークセンが日本ツアー初勝利! 片山晋呉は2打及ばず

2008/06/01 18:20
日本ツアー初勝利を挙げた、タイ出身のP.マークセン

兵庫県にある東広野GCで行われている、国内男子ツアー第7戦「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」の最終日。前日の雨模様から一転、朝から風の穏やかな快晴に恵まれ、一日を通して強い日差しが降り注いだ。

中盤以降は激しく上位が入れ替わる混戦が続いたが、最終18番で劇的な結末が待っていた。甲斐慎太郎が最終18番でバーディを奪い、通算9アンダーで首位を走っていたプラヤド・マークセン(タイ)に並んだ直後。最終組をラウンドするマークセンが約3メートルのバーディパットを沈めて勝利を手にし、大きなガッツポーズ! 日本ツアー初優勝を飾り、163センチの小さな巨人が全身で喜びを爆発させた。

惜しくも1ストローク及ばなかった甲斐は、通算9アンダーの単独2位に終わった。これで今季2度目の2位フィニッシュ。アマチュア時代から将来を嘱望されながら、プロの世界では結果を残せていなかった。27歳になった今、未完の大器がようやく花開こうとしている。通算8アンダーの3位タイには、3日目まで首位の座を死守していた星野英正、永久シード獲得となる25勝目はお預けとなった片山晋呉、ツアー初勝利に惜しくも届かなかった岩田寛が並んだ。

2週連続優勝がかかっていた谷原秀人は、この日「67」の好スコアをマークし、高山忠洋武藤俊憲と並ぶ通算6アンダーの6位タイで競技を終えている。

今季2度目の単独2位で終えた甲斐慎太郎。惜しくも1打及ばなかった
猛追を見せたが、2打差の3位タイで終えた片山晋呉
3位タイで終えた岩田寛。今や上位争いの常連になった
星野英正は首位の座を守り切れず、悔しさの募る大会となった

2008年 三菱ダイヤモンドカップゴルフ