小平智が今季2勝目へ首位タイ浮上 小田孔明は後退18位
2014/11/29 15:54
◇国内男子◇カシオワールドオープン 3日目◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7315ヤード(パー72)
残り2試合となったシーズン終盤戦のリーダーボードの上位を20代の選手が占めた。小平智が5バーディ「67」をマークして15位から通算11アンダーの首位タイにジャンプアップを果たし、8月「福島オープン」以来となる今季2勝目に近づいた。
次週、ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に出場し、その翌週には米下部ツアーのファイナルQTに挑戦する小平。「QTに向けて弾みをつけたい。いつもは(初日から)優勝を狙うとは言わないけど、今回は言っている。優勝して自信をつけて米国に行きたい」。
トップの小平に並んだのは10月に閉幕した下部ツアー(チャレンジトーナメント)で賞金王となった22歳の今平周吾。さらに現在、来季のシード獲得圏外、賞金ランキング100位に位置する28歳の平本穏が同じ11アンダーで最終日最終組を形成する。
1打差の10アンダー4位に久保谷健一と、2日目を終えて単独首位に立ちながら「72」と伸ばせず後退した片山晋呉。今大会優勝で初の賞金王戴冠の可能性があるランキングトップの小田孔明は3位タイから出たが12番でのトリプルボギーを含む「74」で通算6アンダー18位タイに順位を下げた。
大会ホストプロの石川遼は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算4アンダー。賞金ランク2位の藤田寛之らと並び37位タイで最終日を迎える。