ガルシア、ついにトップに躍進
1999/11/19 18:00
好天に恵まれたダンロップフェニックス2日目。首位に踊り出たのは注目選手セルヒオ・ガルシア。トーマス・ビヨンと共に3位に2打差の7アンダーとした。前日首位スタートの横尾 要は5アンダー3位に一歩後退。リー・ウェストウッドが5位。田中秀道は1オーバーで貯金を崩し8位まで下がっている。グレッグ・ノーマンは73でトータル2アンダー、69としたジャンボと10位に並んでいる。
とうとう本領発揮か、S.ガルシアは7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーでトップにのし上がってきた。アウトで4回、インで2回バンカーに入れたが「海岸が好きなのでよくバンカーに入るね」とジョークで流した。
先週連発していたスライスはコーチであり父であるヴィクトルさんのアドバイスでもう大丈夫。「今週は先週と同じスウィングだけどアドレスの肘・肩を少し高くしてみたんだ」 日本滞在中、先週のプライベートは卓球をしてすごした。今週はテレビを見て寝るだけだそう。「疲れていても良いゴルフができている」
66をマークした、T.ビヨンは5バーディ、ボギーなしだったが、上がりの18番ホールで短いパットをはずしてバーディを逃してしまった。「1ラウンドに1回くらいはあること。でも残念なのはそれが最終ホールだったことだな」
T.ビヨンは昨年末に腰を痛めて、フィットネスでリハビリをしていた。そのせいで身体に大きく負担の掛かる飛行機の移動はビジネスからファーストクラスに変えたそう。「健康第一だからね。だから高い航空運賃代くらいは稼ぎ出すように心掛けているよ」
2バーディ、3ボギーとした横尾要は不調なパットが顔を出してきた。ドライバーもぶれてきたという。「納得いかないけど、いつもの僕が出ちゃったのかな??でもまだ2打差。明日以降チャンスはあると思います」