1999年 NST新潟オープンゴルフ選手権

2週連続を目指して伊沢利光疾走

1999/07/29 18:00

去年までなら新潟、群馬、福岡と酷暑のツアーが続いたのだが、今年は新潟オープンが終わると8月下旬のKBCまで一休み。今週をスキップして自主的夏休みに入っている選手も多い。また今週からは新出場順位=リランキングが適用される。上位に位置付けられた選手はここから試合数も増えてくる。全開モードに突入だ。

NST新潟オープン初日、首位に立ったのは64をマークした伊沢利光。先週のアイフルカップを優勝したが、2連勝を狙いに行くか。追うのは新人・小林正則、1打差7アンダーで後にぴったりとくっついている。2位に2打差の5アンダーグループは高松厚・桧垣 豪・東聡

8バーディ、ノーボギーとした伊沢利光。スコアは上々だが、暑さがとにかくこたえたという。14番ホールでは自分のバーディパットの順番を忘れてしまうほど「ボーとしてた」とか。「15番からは雲のお陰でなんとかしのげたけど、暑さは苦手です」 先週からショットが良くきまる。前日のプロアマ戦で6バーディを決めたが「それよりもいいスコアが出せるとは思わなかった。ドライバーでフェアウェイをキープできたのが良かった理由かな」
「優勝した翌週なので、いいプレーを見せなければという気持ちは強かったですね」それなりのプレッシャーもあるだろうが、それが励みになっているのかもしれない。まだ初日、優勝は意識していないというが「この好調を維持できるように頑張って行きたい」

トーナメントでの自己ベスト65をマークした小林正則。インからのスタートで1イーグル、7バーディ、2ボギーとした。「前半はうまく行き過ぎた」12番から3連続バーディを沈め、17番でバーディ、18番ではイーグルと前半で30を打出した。これもハーフの自己ベストとなった。

小林は98年にプロ入りした日大出身の23歳。ツアー出場は今年のミズノオープン以来、今大会で2戦目となる。ミズノオープンでは、F.ミノザ選手や、他の選手のプレーを見て大変勉強になったという。「ツアーは4日間競技で予選が36ホールあるので多少ミスをしても気持ちに余裕があります」将来的には米ツアーに挑戦したいとか。

1999年 NST新潟オープンゴルフ選手権