片山晋呉首位。今季3勝目へ驀進
2000/11/17 18:00
片山晋呉が5つ伸ばして、2位のアンドリュー・コルタートとダレン・クラークに4打差をつけて単独トップに立った。ボギーの先行したエドワード・フライアットは今日を72として4位に後退。賞金ランクトップの谷口徹はこれが最後の国内戦となる。前日イーブン34位からのスタートだったが66で5アンダー8位に浮上してきた。海外参戦から帰国後そのまま今大会に出場している田中秀道は74と失速。55位まで順位を下げてしまった。
今日の5バーディをすべて前半で稼いだ片山晋呉。「前半はパッティングがよかった。いいショットは止まってくれるし、フェアなグリーンだな。状態は最高ですしね」と調子の合うグリーンを誉めまくった。今日は70を目標にスタートしたが「66とはどうしたことでしょうね。ハーフを終えた時点でもうお腹一杯でしたよ」 外国人選手と一緒の組でもなんの緊張もない。優勝すれば85年の中嶋常幸、94年から3連覇を果たしたジャンボ尾崎に続く3人目の日本人チャンピオンになるが「明日からは、緊張する予定だから優勝は難しいと思う」
昨年はじめてこの大会で70を出した片山は自分なりにかなり成長しているという。「今年は昨年より平均ストロークが良くなっているし、世界の大会に出て総合的な力がついたと思う。経験を積んだ分自己コントロールが出来てる。ラフに入れたら、ピン狙いをせずパーオンを狙う。“押し引き”も出来るようになった」
A.コルタートは「今日は酷いプレーだった。自分でもなぜだかは分からない。中々ホールに近付いていかないからイライラしたよ。まあ、終わってみたら2位タイにいるってことはまあまあのラウンドだったと言えるのかもね」