2002年 日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップ

ラッキーだった! 佐藤、久保谷。そして、狙い打ち状態の谷口が5アンダーで首位

2002/07/04 18:00
5アンダーで並んだ佐藤と久保谷

2002年7月4日 ツアープレーヤーのナンバーワンの座を争う、日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップが開幕した。火曜、水曜の練習ラウンドは、雨が降ったりやんだり、梅雨らしい天候だった。しかし、大会初日は梅雨の中休みといった感じの晴天に恵まれた。

まず、スコアを伸ばしたのは、今シーズン2勝を挙げている久保谷健一と、佐藤信人の2人。先週まで行われていた、全英オープン日本予選のランキングを1位で獲得した久保谷は、10、11番を連続バーディでスタートした。14番では1メートルのパーパットを外して1アンダーに後退したが、16番パー5、17番パー3で再び連続バーディを奪った。

後半はパーセーブを繰り返すと、6番から3連続バーディで単独首位に浮上。最終9番でボギーを叩き5アンダーになったが、先週の予選落ちは引きずっていないようだ。

「いつもいつもラッキーと言っていますけど、今日は本当にラッキーでした。池に入ってチップインパーというのもありましたし、8番ではドライバーを曲げたのが木に当たって出てきたり、3打くらい得した感じです」

同じ組でラウンドした佐藤が、久保谷を上回るバーディ、イーグルでスタートした。前半を5アンダーで折り返したが、後半は1バーディ、1ボギーと伸ばすことはできなかった。

「このコースは、あまりいい印象がない。ドッグレックしているホールが多いので、フェードボールが要求される。自分はドローしか打てないから。ショットは前半すごく良かったですね。ずいぶん満足しています。後半はスコアを維持したいという気持ちがおきてしまって...」目標の一つでもあった全英への出場はならなかったが、今週優勝すればワールドゴルフチャンピオンシップへの出場資格が手に入る。

ショットが絶好調の谷口徹

そして、午後スタートでスコアを伸ばしたのは谷口徹だった。「ドライバー、ショットともに狙い打ちできるぐらい良かった。今日はグリーンが軟らかくて止まりやすいのはわかっていたから、ピンを狙っていった。あとはパターが入ってくれれば、あと2つ入っていれば文句ない」

この日の谷口は6バーディ、1ボギーという内容だったが、スコア以上に感触はいい。昨夜、ノドの調子がよくなかったが、早めに休み、今日は体のキレもいいと言う谷口が、明日以降もスコアを伸ばすのだろうか。

また、首位の3人を追っているのは真板潔だ。遅い時間のスタートになった真板は、17番ホールを終えて6アンダーで単独首位に立っていた。しかし、最終18番で池につかまり痛恨のダブルボギー。明日も好スコアをマークできるか注目したい。

ディフェンディングチャンピオンの宮本勝昌は、6オーバーと大きく出遅れた。ラウンド後、コメントを求めると、「ベストは尽くした」と一言残し、ロッカールームに消えていった。

また、この大会初代チャンピオンの伊沢利光は3アンダーでホールアウトした。首位と2打差は好位置、今シーズンの1勝目をメジャーで飾ることができるだろうか。

全英オープンの出場を決めた選手 中嶋常幸
全英オープンの出場を決めた選手 中嶋常幸
全英オープンの出場を決めた選手 中嶋常幸
全英オープンの出場を決めた選手 谷口徹
全英オープンの出場を決めた選手 鈴木亨
全英オープンの出場を決めた選手 鈴木亨
全英オープンの出場を決めた選手 鈴木亨
全英オープンの出場を決めた選手 D.ウィルソン
全英オープンの出場を決めた選手 D.ウィルソン
全英オープンの出場を決めた選手 手嶋多一
全英オープンの出場を決めた選手 手嶋多一
全英オープンの出場を決めた選手 宮里聖志
5アンダーで並んだ佐藤と久保谷
ショットが絶好調の谷口徹
全英オープンの出場を決めた選手 伊沢利光
全英オープンの出場を決めた選手 伊沢利光
全英オープンの出場を決めた選手 片山晋呉
全英オープンの出場を決めた選手 久保谷健一

2002年 日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップ