日本勢は追い上げることができず、P.シーハンがツアー初優勝
2004/05/09 18:00
静岡県の川奈ホテルゴルフコース 富士コースで行われている、国内男子ツアー第5戦「フジサンケイクラシック」の最終日。この日はあいにくの雨模様。大会3日目にコースレコード「62」を叩きだし首位に踊り出たオーストラリア出身のポール・シーハンに日本勢がどこまで食い下がれるかに注目が集まった。
シーハンは出だしから連続バーディを奪い、前半で3つスコアを伸ばすハイペース。一方、上位につけていた日本勢の、芹澤信雄、横尾要、立山光広、宮里優作はスコアをなかなか伸ばすことができず苦しい展開。結局この日ノーボギーの安定したラウンドを続けたシーハンが通算17アンダーでツアー初優勝。先週「中日クラウンズ」で2位に泣いた雪辱を見事晴らした。
通算13アンダーの2位に入ったのは、横尾要と立山光広。今年は日本ツアーに専念する横尾は3バーディ1ボギーのラウンドで先週の大会に続きトップ10以内でのフィニッシュを果たした。立山は今季予選通過が1度もなく苦しいスタートを切っていたが今大会で復調の兆しが見えてきている。
12アンダーの単独4位には、真板潔が入り今季初のベスト10入り。11アンダーの5位には、芹澤信雄と宮里優作が入った。大会2日間首位を守り続けていた芹澤は、決勝ラウンドでスコアを伸ばせず、宮里は4日間アンダーパーでラウンドするも爆発力に欠け、この日も1つスコアを伸ばすだけ。宮里の初優勝はまたしてもお預けとなった。