谷口の活躍によりJGTOが首位を快走! 上田は片山を破る!
PGA(日本プロゴルフ協会)、JGTO(日本ゴルフツアー機構)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)の国内3大ツアーによる対抗戦「Hitachi 3Tours Championship 2007」が12月7日(金)、千葉県にあるキングフィールズゴルフクラブで開幕した。この日は朝から晴天に恵まれ、最高気温は17.5度まで上昇。昨年大会の厳しい寒さが嘘のような陽気となった。
午前に行われた第1ステージは、各チーム2人がペアを組み、どちらか良い方のスコアを採用するベストボール方式のダブルス戦。その1組目、谷口徹・谷原秀人が組むJGTOと、高橋勝成・友利勝良のPGAが3アンダーで並び最終9番ホールへ。ここで谷口がバーディパットを沈めてJGTOが4アンダーで首位に立ち、3ポイントを獲得。全美貞(韓国)と張娜(中国)が組んだLPGAも3アンダーに伸ばし、PGAと共に1.5ポイントを分け合った。
2組目は、深堀圭一郎・近藤智弘が組むJGTOと、室田淳・尾崎健夫のPGAが7ホールまでに5アンダーと伸ばす一方、諸見里しのぶ・飯島茜のLPGAは2アンダーと離される展開に。結局このままホールアウトし、JGTOとPGAが2.5ポイントずつを、LPGAが1ポイントを獲得。第1ステージはJGTOが5.5ポイント、PGAが4ポイント、LPGAが2.5ポイントで終え、午後の第2ステージへと移行した。
第2ステージは、各チーム4人ずつが出場するシングルス戦。JGTOは賞金王の谷口徹が先陣を切って登場し、PGAの高橋勝成とともに2アンダーで並んでホールアウト。手堅く2.5ポイントを獲得した。2組目は、LPGAの諸見里しのぶが快調にスコアを伸ばし、4アンダー単独首位で3ポイントを獲得。PGAの中嶋常幸が2ポイント、JGTOの深堀圭一郎は1ポイントに止まった。
続く3組目に入ると、再びJGTOが息を吹き返す。近藤智弘が2アンダー単独首位で3ポイントを獲得し、PGA、LPGAを再び引き離す。そして迎えた最終組。JGTOは片山晋呉、PGAとLPGAは賞金王の室田淳と上田桃子という、今大会でしか実現できないような夢の顔合わせとなった。僅差の争いとなったが、上田が2アンダー単独首位で終え、3ポイントを獲得。片山は1アンダーで2ポイント、室田はイーブンパーで1ポイントで終えた。
前半戦の第1、第2ステージを終え、JGTOが14ポイントでトップ。PGAが11.5ポイントで2位、LPGAが10.5ポイントで3位としている。昨年大会は最下位に終わったJGTOが、見事にリベンジを果たすことができるのか。明日の最終結果に注目が集まる。