2010年 中日クラウンズ

歴史的大逆転!石川遼が12バーディで今季初優勝

2010/05/02 15:32
歴史ある大会で歴史に残るスコアをたたき出して優勝を果たした石川遼

愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで開催されている、国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」の最終日。7アンダー単独首位からスタートした丸山茂樹を中心に上位選手の中から誰が飛び出すか注目された展開に、突如割って入ったのが1アンダー18位タイからスタートした石川遼だった。

1番、2番を連続バーディでスタートした石川は、4番から3連続、さらに8番、9番もバーディを奪い、前半を7アンダーの「28」で折り返した。この時点で通算8アンダーまで伸ばし、スタートして4ホールパーを積み重ねた丸山を抜き去り単独首位に立った。

その勢いは止まることを知らず、8番から続いた連続バーディは11番までの4連続となった。そして終盤の14番からも3連続バーディと、この日12個のバーディを積み重ねて1ラウンド「58」というツアー新記録を打ち立てた。終わってみれば、2位に5打差という大差をつけて今シーズンの1勝目を果たした。

通算8アンダーの2位タイには2週連続優勝を狙った藤田寛之ポール・シーハン(オーストラリア)。通算7アンダーには、2番パー5でイーグルを奪うなど石川の次に好スコアとなる7アンダーをマークしたカート・バーンズ(オーストラリア)。さらに1打差の通算6アンダー5位タイに、予選2日間首位をキープした上井邦浩など3人となった。

また、単独首位スタートの丸山茂樹は、通算5アンダーで大会連覇を狙った平塚哲二今野康晴と並び8位タイ。通算4アンダー8位タイスタートの池田勇太は、石川とは対象的に5ストローク落とし、通算1オーバーの24位タイに終わっている。

1番ティ、この日の58ストロークはこの一打から始まった
2番のセカンドを放った石川は不安そうに球の行方を見守る
連続バーディに3番ティグランドは既にこの熱気
4番でもバーディ。なにか起きそうな気配がぷんぷん
6番バーディ
15番でもバーディ。ここまで来たらあといくつン伸ばせるか
16番、この日はバンカーからきっちり寄せてバーディ奪取
17番のティショットはミスショットと悔やんだが、きっちりとパーセーブ
大ギャラリーが待つ18番グリーンに向けてセカンドショットを放つ石川遼
子供の頃からの憧れ。ゴールデンキーを手にご満悦の石川遼
支えてくれたボランティアさんと記念撮影

2010年 中日クラウンズ