メジャー今季第2戦!日本勢は松山英樹、藤田寛之ら4人が参戦
2013年度の海外メジャー第2戦「全米オープン」は13日(木)、米ペンシルベニア州メリオンGC(東コース)で開幕する。フィラデルフィア近郊の名門クラブでの開催は1981年大会以来、32年ぶり5度目。1930年の「全米アマ」ではボビー・ジョーンズが当時前人未到のグランドスラムを達成した由緒ある地で、世界最高のゴルファーが決まる。
オリンピッククラブで開催された昨年大会では、ウェブ・シンプソンが最終日に逆転勝利。3日目を終えて首位とは4打差と離れていたが、「68」をマークして通算1オーバーで26歳にしてメジャー初タイトルを獲得し、スターへの階段を駆け上がった。
しかし今年も開幕前の一番の話題はタイガー・ウッズを置いて他ならない。通算14勝目、最後のメジャー制覇は2008年の同大会。一度は失った世界ランクトップの座にも復帰し、今季既にツアーで4勝。再び「完全復活」の期待がかかる中での戦いとなる。
そして今季不振の続く世界ランク2位ロリー・マキロイ(北アイルランド)は11年大会のチャンピオンであり、復調のタイミングは常に注目の一つ。また、10年大会を制した同郷のグレーム・マクドウェルは昨年、惜しくも2位タイに終わったが、今季は欧州ツアー「ボルボマッチプレー選手権」を制し、状態は上向き。メリオンもまた、問われるのはショットの正確性。昨年ともに涙をのんだジム・フューリックやジャスティン・ローズ(イングランド)も、優勝候補だろう。
そして日本勢は、5月27日に大利根カントリークラブで開催された地区予選を勝ち抜いた松山英樹、藤田寛之、塚田好宣、上田諭尉が出場権を手にした。最大の注目は、現在国内ツアーの賞金ランクを独走する松山だ。プロ初年度の今年、5試合で優勝2回、2位2回という驚異的な戦績をひっさげて渡米。昨年の「マスターズ」以来となる海外メジャーを戦う21歳のプレーから、目を離すわけにはいかない。
【主な出場予定選手】
W.シンプソン、T.ウッズ、R.マキロイ、A.スコット、J.ローズ、B.スネデカー、L.ドナルド、G.マクドウェル、L.ウーストハイゼン、M.クーチャー、L.ウェストウッド、P.ミケルソン、松山英樹、藤田寛之、塚田好宣、上田諭尉ほか