2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル

タイガー、独走キープでV8に王手! 松山は17位で最終日へ

2013/08/04 07:12
前日の勢いからすれば「68」は物足りないが、難しいコンディションの中でもアンダーパー。T.ウッズが2位に7打差をつけて最終日へ。

◇世界ゴルフ選手権◇WGCブリヂストンインビテーショナル 3日目◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7,400ヤード(パー70)

前日に「61」をマークしてぶっちぎりの単独首位に立ったタイガー・ウッズが5バーディ、3ボギーの「68」で回り、通算15アンダーでその座を堅守。7打差の通算8アンダー2位にヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。通算7アンダーの3位にジェイソン・ダフナー、さらに1打差でルーク・ドナルドクリス・ウッド(ともにイングランド)、ビル・ハースが追っている。

タイガーは、スタートホールの1番から2連続バーディ発進。13番パー4ではラフから3打目のアプローチをカップに沈め、ギャラリーの大歓声を浴びた。直後の3ホールで2ボギーをたたくが、17番でバーディを奪い返し、リードをスタート時の7打差へ。今大会8度目の優勝へ向けて、独走態勢をキープした。

19位から出た松山英樹は、前半で3ボギーをたたいたものの、後半に巻き返して「70」でまとめ、通算イーブンの17位グループ。米ツアーの来季シード獲得が現実的となるポジションにつけ、さらに上位進出を目指す。小平智は通算10オーバーの64位、谷口徹は通算17オーバーの71位で最終日を迎える。

T.ウッズ、通算79勝目に余裕の王手>

「61」を叩き出した前日の余韻が冷めやらぬムービングデー。そしてウッズはこの日も2連続バーディ発進で滑り出したが、その後のさらなるチャージは不発に終わった。しかし随所に見どころを作るのが王者。8番では右ラフから、大きなオープンスタンスから林を避けるためスライスをかけて花道まで運びパーをセーブ。13番ではグリーン左、左足上がりのラフからチップインバーディを決めて「パーを拾えるところに落とせればと思っていたけれど、ビッグボーナスだった」とガッツポーズを作った。

3日間で最も風が強いコンディション。昨晩からの雨の影響でグリーンはショットのボールを止めたが、パッティングの際のスピードは増していた。だからこそ「2アンダーは悪くないスコア」と満足感も漂わせる。

2位に7打差以上をつけて54ホールを終えたのは、2011年の「全米オープン」を制したロリー・マキロイ以来(当時は8打差)。サム・スニードの通算82勝にあと3つと迫る勝利は、もう目の前だ。そして見据えるのは次週の「全米プロゴルフ選手権」。「メジャーであれ、なんであれ、勝利(の感覚)を持っていくことはいいことだ。明日、オークヒルでのPGAに向けて良い準備ができたらいい」と自信たっぷりにほほ笑んだ。

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