2012年 マスターズ

ウェストウッドが初メジャー制覇へ首位発進!松山も好位置

2012/04/06 09:27
4連続を含む7バーディを奪取! 単独首位スタートを切ったL.ウェストウッド(Andrew Redingto/Getty Images)

◇米国男子◇マスターズ 初日◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7,435ヤード(パー72)

今季の4大メジャー初戦「マスターズ」が開幕した。曇り空の下でスタートした初日、4連続バーディを奪うなど、この日「67」で回ったイングランドのリー・ウェストウッドが通算5アンダーとして、自身初のメジャータイトル獲得へ向け好スタートを切っている。

通算4アンダー、1打差の2位に続くのは2010年の全英オープンチャンピオン、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)とピーター・ハンソン(スウェーデン)の2人。通算3アンダーの4位タイには、バッバ・ワトソンM.A.ヒメネス(スペイン)ら6名がつけている。

また、昨年日本人選手として初のローアマチュアに輝いた松山英樹は今年も好スタート。3バーディ2ボギーの「71」で回って通算1アンダー、14位タイ。2週間前に復活優勝を果たしたタイガー・ウッズは3バーディ3ボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパーの29位タイ。一方で、4年連続出場の石川遼は4オーバー73位タイと苦しい立ち上がりとなってしまった。

<無冠克服なるか?ウェストウッド、2年前のリベンジへ>
現在の世界ランクは3位、世界中で36勝を挙げているウェストウッドだが、いまだにメジャー優勝だけには手が届いていない。今大会では2年前の2010年に、最終日を1打リードしてスタート。しかし、フィル・ミケルソンに逆転されて2位に終わった。「それが一番目指していること」。メジャー大会での優勝は、ウェストウッドにとって喉から手がでるほど欲しいタイトルだ。

この日のウェストウッドは安定したショットでフェアウェイキープを重ね、18ホール中16ホールでパーオンに成功。序盤は軟らかく重いグリーンに戸惑ったというものの、7バーディ2ボギーとミスも最小限に抑え、オーガスタでの自己ベストに並ぶ「67」。「だめなところはなかった」と満足げに振り返った。

(優勝に向けて)まだ先は長いが?と問われたウェストウッドは、「当然さ。フィールドには世界トップクラスのプレーヤーがいるし、メジャーは勝つのが難しいんだ」とにやり。誰よりもそのことを知っているだけに、僅か1打のリードに浮かれる様子は微塵もなかった。

(左から)G.プレーヤー、A.パーマー、J.ニクラス3人によるオナラリースタートで、2012年「マスターズ」の幕が開けた(David Cannon/Getty Images)
口ひげでワイルドさが増したR.ファウラーは55位タイとやや出遅れ(Jamie Squire/Getty Images)
タイガーは不安定なティショットが目立ち、多くのピンチを迎えた(Andrew Redington/Getty Images)
世界ランクナンバーワンは、3オーバーと不本意な滑り出し・・・(Jamie Squire/Getty Images)
キム・キョンテは2オーバー。まずは2年連続の予選突破を目指す!(Streeter Lecka/Getty Images)
米国期待のアマチュア、P.カントレーは、松山英樹と並び1アンダー。ローアマ争いで松山の強大なライバルとなりそう(Andrew Redington/Getty Images)
終盤まで首位を独走していたH.ステンソンだったが・・・。最終18番でまさかのダブルパー(Streeter Lecka/Getty Images)
今年もコースを埋めつくさんばかりの大勢のパトロン、パトロン、パトロン!(Streeter Lecka/Getty Images)
初出場のベ・サンムン、タイガーとのラウンドでニコニコ!?(Jamie Squire/Getty Images)
「止まって~!」。オーガスタでも相変わらずのオーバーアクションのK.ナ(Jamie Squire/Getty Images)

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