首位はスペインの27歳 R.マキロイも好発進
◇欧州男子◇オメガドバイデザートクラシック初日◇エミレーツGC(UAE)◇7301ヤード(パー72)
中東シリーズの“最終戦”はスペイン出身のラファエル・カブレラベロが「63」をマークして9アンダーの単独首位でスタートを切った。
2009年の「オーストリアン・ゴルフオープン」でレギュラーツアー唯一の勝利を挙げている27歳は、10番からスタートすると、後半2番までの11ホールで9つバーディを奪う猛攻を見せた。「2番でバーディを決めたとき、少しだけ(欧州最少ストローク新記録となる)59を出すためには…と計算してしまった」と言うほどの圧巻のプレー。
結局その後の7ホールはすべてパーが並んだが、「本当に最高のスコア」と笑顔。それでも「まだ何の意味もない。第1ラウンドでトップに立った選手がそのまま勝つことは、そう多くあることじゃないから」と手綱を引き締めた。
そのトップを2打差で追うのがマルセル・シーム(ドイツ)とスコット・ジェイミソン(スコットランド)の2人。そして首位から3打差の6アンダー4位タイには実力者たちが並ぶ。世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、同4位のマーティン・カイマー(ドイツ)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)ら7選手。中でもマキロイは前半7番で3パットボギーが先行する展開ながら、その後2度の3連続を含め7バーディをマーク。「ちょっとスロースタートだったけれど。何かを起こさなければいけなかった。9番でいいバーディが来て、そこから勢いがついた」と後半の挽回で好発進につなげている。
以下は5アンダーの11位タイにロス・フィッシャー(イングランド)、ジーブ・ミルカ・シン(インド)ら。リー・ウェスト・ウッド(イングランド)はノ・スンヨル(韓国)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)、ヨハン・エドフォース(スウェーデン)らと並んで3アンダーの20位タイとまずまずのスタート。ディフェンディング・チャンピオンとして大会を迎えたスペインの大砲アルバロ・キロスは2アンダーの35位タイ。前週優勝のポール・ローリー(スコットランド)は1アンダーの54位タイで2日目に入る。