2004年 ハイネケンクラシック

E.エルスが欧州ツアータイ記録の「60」で単独首位!

2004/02/05 18:00

欧州男子ツアーの第5戦「ハイネケンクラシック」が、オーストラリアのビクトリアにあるロイヤルメルボルンGCで開幕した。今週の注目は、昨シーズン賞金王に輝いたアーニー・エルス(南アフリカ)が同一大会3連覇を達成するかだが、そのエルスが驚異的なスコアで初日から飛び出した。

地元オーストラリアを代表する若手のアダム・スコットとアマチュアのニック・フラナガンとラウンドしたエルスは、9番パー5でイーグルを奪い前半は7アンダーの「29」。さらに後半に入ってもショットがピンに絡む正確さでバーディを積み重ねた。

12番は1オンも狙える短いパー4だが堅実に攻め、13番は200ヤードのセカンドショットでピン手前1メートルにオン。9番のイーグルを挟み8番から14番まで6バーディで12アンダー。残り4ホールで1つでもスコアを伸ばせば、欧州ツアーでは誰も達成したことのない「59」というスコアが目前となった。

しかし、15番でボギーを叩き一歩後退すると、続く16番で再びバーディを奪ったが、上がり2ホールでスコアを伸ばすことができなかった。欧州ツアーでは過去に延べ11人が「60」というスコアを出しているが、エルスは今回が初めて。勢いに乗ったエルスでも壁を打ち破ることはできなかった。

エルスを4打差で追うのは、2000年から2年連続でこの大会を制したマイケル・キャンベル(ニュージーランド)。エルス2連覇の以前はキャンベルが連覇したが、会場をロイヤルメルボルンGCに移してからはエルスしか優勝していない。

また今週は、日本の鈴木亨が出場している。オフシーズンを欧州で過ごすことの多い鈴木は、今回スポンサー推薦の枠で出場。初日は4アンダーをマークし、19位と好スタートをきっている。

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