P.ミケルソンが3打差で抜け出し単独首位!片山晋呉が6位タイに浮上!
ニュージャージー州、バルタスロールGCで開催されている、今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」の2日目。初日に引き続き世界のレフティ、フィル・ミケルソンが、この日も絶好調、2日目だけで5つスコアを伸ばし、2位に3打差をつけ単独首位に立った。
インコースからのスタートとなったこの日のミケルソンは、出だしから好調さをアピール。まずは11番でこの日最初のバーディ。さらに13番、14番と連続バーディ。16番ではボギーをたたくものの、17番でバーディ、さらに18番ではイーグルを奪い、前半のラウンドだけで5つスコアを伸ばしてきた。後半に入り1番では今大会で始めてのダブルボギーをたたき、流れが一変するかに思えたがそこは実力者。その後しっかりとバーディを重ね、通算8アンダー、単独首位で2日目を終えた。
期待の日本勢だが、片山晋呉が大健闘。上がりの6ホールで4バーディを奪うパフォーマンスを見せ、この日「66」をマーク。2日目を終えて6位タイとベスト10に入り、優勝戦線に名乗りを上げてきた。明日からの決勝ラウンドでどこまで活躍できるか、期待が膨らむ。
前日波に乗れなかった注目の2人、タイガー・ウッズと、ビジェイ・シン(フィジー)は、明暗が分かれる形となった。この日チャージをかけ、片山と同じ6位タイまで浮上したのはビジェイだ。5バーディ、2ボギーでまとめる本来の力を発揮し初日の28位タイから急浮上。優勝が見える位置まで順位を上げてきた。
対照的にタイガーは初日に引き続き苦しい展開となった。113位タイからスタートしたタイガーは、前半の9ホールで3連続ボギーをたたくなど、初日に続き苦しい展開が続く。予選通過が危ぶまれたタイガーだが、後半4バーディ1ボギーで周り、この日は1アンダーでホールアウト。予選通過ぎりぎりとなる通算4オーバーの62位タイで2日目を終えた。
そのほか、米ツアー2勝のジェリー・ケリーが、この日ミケルソンと同じく5アンダーで周り、3打差ながらも単独の2位。首位と4打差の3位グループには、ロリー・サバティーニ(南アフリカ)、デービス・ラブIII、リー・ウェストウッド(イングランド)といった強豪勢がつけている。