2011年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

遼は2位浮上、首位キョンテと直接対決へ!

2011/07/23 17:28
4番ではチップインパーでピンチを凌ぎガッツポーズ!最終日最終組で首位のキョンテを追う

「セガサミーカップ」3日目、首位を4打差で追う石川遼は、「スイングのタイミングが今ひとつ合っていなく、ドライバーに限っては毎ホールスイングがバラバラだった」とショットに苦しんだ。それでも「アプローチとパターの充実をかなり感じる」とショートゲームに冴えを見せ、この日アプローチの寄せワンによるパーセーブは6回、4番ではチップインパーでガッツポーズ。パット数も25に抑え、2バーディ、1ボギーの「71」にまとめた。

朝から吹き続けた強風により全体的にスコアが停滞する中、通算7アンダーは首位のキム・キョンテに4打差。目標の4バーディには届かなかったが2位タイに浮上し、明日は最終組でキョンテとの直接対決に挑む。

キョンテとの同組対決は、石川がプロ転向した09年以降では明日で9度目。最終日・最終組では3度目となる。2人の通算戦績は、キョンテの6勝1敗1分け。だが、石川は「苦手意識はありません」とハッキリと言い切る。「お互いの技術や技量がまったく同じでこの位置だったら意識するかもしれないけど、元々彼の方が上回っているし、キョンテは1つ抜け出している」。

世界ランク上位と下位が対決する「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」を引き合いに出し、「1回戦で、1位のタイガーが64位の選手に苦しむことが多い」と、実力では劣る立場の優位性を説く石川。「むしろ、僕の方がやりやすい立場にいることは確か。4打差あるけど、トップにいるよりもアグレッシブにプレーできる。自分らしいゴルフができる環境が、逆に整っているのかな」と至ってポジティブだ。「“当たって砕けろ”に近い気持ちで、自分らしいゴルフをしたい」と、挑戦者の立場から“打倒キョンテ”を誓う。

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