妻をキャディに、ヒメネスがコースレコードで首位奪取

◇米国シニア◇ショーチャリティクラシック 2日目◇キャニオンメドウズG＆CC （カナダ）◇7158yd（パー70）

絵になる男が魅せてくれた。シニア2年目のミゲル・アンヘル・ヒメネス（スペイン）が、1イーグル、7バーディでコースレコードに並ぶ「61」（パー70）を叩きだし、通算12アンダーとして首位タイに浮上。コリン・モンゴメリー（スコットランド）とともに後続に2打差をつけた。

今週、ヒメネスのキャディを務めているのは昨年5月に結婚した妻のスザンヌだ。正規のキャディのビザ取得のために代役が必要となったが、「妻はシングルプレーヤーで、ゴルフのことをよく知っている。妻は最初から“彼（キャディ）が間に合わなかったら、喜んであなたのためにキャディをするわ”と話していた。よし分かった。ノープロブレムだ」と、急遽抜擢。堂々首位に躍り出た。

首位に並ぶモンゴメリーとは、「ライダーカップ」をともに戦った仲間でもある。明日の試合終了後には、同じチャーター機で次週の海外メジャー最終戦「全米プロ」の会場へと飛ぶ予定。「明日、混戦になることは間違いない」とヒメネスは気合いを入れた。

通算10アンダーの3位にはジェフ・マガート。通算8アンダーの4位には、ディフェンディングチャンピオンのフレッド・カプルスとウッディ・オースチンが続いた。