H.アーウィンが大逆転で同一大会4連覇の偉業を達成!!
米国チャンピオンズツアー第29戦『タートルベイ選手権』が、ハワイのオアフ島にあるパーマーコースatタートルベイリゾートで開催された。今大会の注目は、チャンピオンズツアーでは誰も為しえなかった同一大会4連覇に挑むヘール・アーウィンだった。
初日4アンダーをマークしアーウィンが首位に立つと、周囲はすでに4連覇の話題で持ちきりになった。しかし2日目、4つのボギーが先行し後半3バーディを奪ったが、1ストローク落とし首位と3打差の3位に後退してしまった。
しかし、最終日は序盤からバーディを奪い、6アンダーの単独首位からスタートしたトム・カイトを捕え単独首位に踊り出た。逆転されたカイトは、バーディを奪うのだが、勢いに乗れず逆にボギーを叩く悪循環でこの日はイーブンパーどまりだった。
会場となったタートルベイリゾートは、ハワイということもあり海からの風が選手たちのショットを悩ませた。その風を読みきったかと思わせるほどアーウィンのショットコントロールは優れていた。6バーディ、1ボギーで5ストローク伸ばし通算8アンダーで見事な逆転優勝を果たし、同一大会4連覇の偉業を達成。1997年にもこの大会で優勝しているので、同一大会5勝という記録も打ち立てた。
2打差の6アンダー単独2位にトム・カイト、3打差にはコースレコードの「65」をマークしたグラハム・マーシュが、20位から一気に順位を上げた。2日目には4番ホールから4連続ボギーを叩き、その直後の8番パー3ではホールインワンを達成。派手なゴルフをしていた。前日の失敗を繰り返さないことが大事なのだが、前日とは逆に6番ホールから4連続バーディも奪った。
今週の日本勢は、青木功が唯一出場した。初日イーブンパーの16位とまずまずのスタートを切ったが、2日目には4オーバーで32位に後退。しかし最終日は6バーディ、2ボギーと攻撃的なゴルフでスコアを伸ばした。スコアをイーブンパーに戻し19位に入った。
また、チャンピオンズツアーに女性として初参戦したジャン・ステファンソンは、最終日に初めて80を切る76でラウンドしたが、通算26オーバーで参加選手中最下位に終わった。