2010年 エンシュアクラシック

G.ホルバーグ、奇跡の大逆転劇で初優勝!

2010/10/04 11:14

ノースカロライナ州のロックバーンG&CCで開催されている、米国チャンピオンズツアー第22戦「エンシュアクラシック」の最終日。ゲーリー・ホルバーグが大会新となる通算18アンダーでツアー初勝利を手に入れている。

通算7アンダー、10位タイで最終日を迎えたホルバーグ。この時点で首位とは5打差と逆転には厳しい状況。それでも、ひたすらに「自分を信じた」というホルバーグは、2バーディを決めて迎えた中盤から猛烈な勢いでスコアを伸ばし始め、7番のイーグルを皮切りに3度の連続バーディをマーク。そして最終18番でバーディを決め、通算18アンダーでフィニッシュ。最終組のフレッド・カプルスベルンハルト・ランガー(ドイツ)もこの勢いの前に屈し、大逆転優勝を手に入れた。この日マークした「61」は最終日の大会レコードと、記録づくめの勝利となった。

単独2位に終わったカプルスは、8バーディを奪うも、序盤に叩いた連続ボギーが響いた。終盤に3連続バーディを決めて追い上げるあたりはさすがであったが、勝負どころのラスト2ホールでスコアを伸ばせず通算17アンダー。悔しい結果となった。

続く通算16アンダー、単独3位に食い込んだランガーはノーボギーでラウンドしたが、奪ったバーディは5つと勢いが足らず。特に終盤に伸びを欠いたのが痛かった。続く通算15アンダー、単独4位にはボブ・ツエー。すぐにホルバーグに塗り替えられてしまったが、ツエーも最終日に「62」をマーク。9番のエース、最終18番でイーグルと派手なラウンドで大会をにぎわせた。日本の尾崎直道は6バーディ、3ボギーでスコアを3つ伸ばし、通算3アンダー、42位タイに順位を上げて大会を終えている。

2010年 エンシュアクラシック