95年ぶりの偉業に歓喜 アマ蝉川泰果が抱く大きな夢／米ツアーでエース続出
2022/10/25 17:00
東北福祉大4年の蝉川泰果選手が「日本オープン」を制しました！ アマチュアとしての優勝は95年ぶりとなる偉業です。歴史的な一戦を現地の様子とともに振り返ります。韓国で開催された米女子ツアーでは渋野日向子選手がホールインワン。今週も話題盛りだくさんでお届けします。
PICK UP NEWS
名前の由来は消去法！？ 蝉川泰果が親子で目指す日本ツアーの“起爆剤”
「4大メジャーを制覇することが僕の夢」。父・佳明さんが、1歳からゴルフを始めたという蝉川泰果選手の幼少期の様子を明かしてくれました。小さいころから抱いてきた壮大な野望を実現させる日はそう遠くないかもしれません。蝉川選手、おめでとうございます！
アラームより先に目覚め 19歳の川崎春花が緊張と重圧乗り越えて2勝目
9月のメジャーで初優勝を飾った川崎春花選手は重圧により、その後の試合で苦戦を強いられていたそう。気持ちを強く持ち、つかみ取った2勝目に喜びを爆発させました。試合後の取材では今後の目標と理想の人を明かした川崎選手。19歳の活躍に期待です。
渋野日向子が米ツアー初エースに「めちゃくちゃうれしかった」
アメリカツアーでは自身初となるホールインワンを決めた渋野日向子選手。笑顔いっぱいでうれしそうな様子を見せてくれました。通算7アンダーで19位に順位を上げフィニッシュ。初めての韓国での4日間は食事を堪能したそうです。次戦は国内ツアーに挑みます！
LAST WEEK NEWS
国内男子：日本オープンゴルフ選手権競技
3年ぶり6度目の「日本オープン」出場となったアダム・スコット選手は6月「ザ・メモリアルトーナメント」から三浦技研製のアイアンを使用しています。今回の来日ではコースと同じ兵庫県にある同社に足を運んでスタッフと直接コミュニケーションを取り、製造過程も見学したそう。「自分は“ゴルフオタク”でもあるからね。楽しかったし、ミウラさんとお会いできたことが何よりだったよ」と満足げでした。（亀山）
米国男子：ザ・CJカップ
「ZOZOチャンピオンシップ」と「CJカップ」で連戦した選手たちは、日本からPGAツアーのチャーター便でサウスカロライナにやってきました。機内の様子は松山英樹選手によると「みんなほとんど寝てばかり」だそうです。ところでこういった場合、選手とキャディの座席クラスは直近シーズンのフェデックスカップポイント順で決まります。成績が悪ければ、どれだけ体が大きくてもエコノミーへ！ うーん、実力主義。（桂川）
米国女子：BMW女子選手権
テーラーメイドの新しいパターを今週から投入した畑岡奈紗選手。開幕前に明かしてくれましたが、取材が終わると「すぐに記事になりますか」と不安そうな表情を見せました。長年ベティナルディのパターを愛用していましたが、同社担当者にテーラーメイドを“お試し”で使うと伝えてなかったそうです。「記事ではなく、自分の口で言いたかった」。プロとしてメーカーへの気遣いが見えました。（玉木）
国内女子：NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
川崎春花選手のキャディを務めたのは、高校の同級生の森田彩聖さん。ゴルフ部でともに切磋琢磨をした相棒は大学に進学し、卒業のタイミングでプロテストを受験する予定。タッグを組んだのは今回で「4回目」とし、全て予選通過と相性抜群のコンビでした。ただ、クレームもあり、優勝が決まり涙を流した森田さんに対して川崎選手は笑顔。「泣いてなかった…泣いてほしいです」と照れていました。（石井）
PICK UP PHOTO
最終日はたくさんのギャラリーが見守りました
NOTE
東京大学が年2回発行している広報誌『淡青』をご存じですか？ 9月に出た最新号が話題になっていたので読んでみました。テーマは東大の教授が素朴な疑問に答えるというもの。疲れると眠たくなる理由や、白髪や薄毛になる仕組みなど当たり前と思って過ごしているものの、理由までは知らない問いばかり。ちょっと賢くなった気分になりました。写真は数年前、東大のプロジェクトに参加した横峯さくら選手。（武田）
Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic
