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エルス、“特別な大会”への思い入れを語る

両者ともにメジャー王者である南アフリカ勢の2人、アーニー・エルスとチャール・シュワルツェルは、今シーズンより欧州ツアーに組み込まれることになったネッドバンクゴルフチャレンジの開催を前に、同大会に対して特別な思い入れがあることを明かしてくれた。

エルスは、このサンシティで行われる参加選手の限定された大会を3度制しているが、同胞のシュワルツェルも、過去にこの大会を制したセベ・バレステロスベルンハルト・ランガー、そしてサー・ニック・ファルドといった錚々たる歴代王者の仲間入りを果たすことに熱意を持っている。

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「戻って来られて最高だよ」と2002年にこの大会で3度目の優勝を遂げたエルスは語り、「今朝、運転しながらここの門をくぐったときは特別な感情が沸き起こった」と加えた。

「出場枠に変更があったし、欧州ツアーに組み込まれることになったから、そういう意味では大きく変わったと言えるね。ただ、ここ特有の“100万ドルのフィーリング”は今後も損なわれることはないと思うよ。確かに出場選手は増えたけれど、それでもごく限定された選手たちのみが参加しているわけで、やっぱり特別な大会であることに変りはないんだよ」。

「このトーナメントはいつだって特別だった。まだ小さかった頃に見に来たのを覚えているよ。子供だった1980年代に見たんだ。確か僕は12歳で、1981年にネッドバンクゴルフチャレンジを初めて見たんだ。おじさんと一緒に観客として見に来たんだよ。ケンプトンパークから車で一日がかりでやって来て、皆とはぐれちゃった気がする。というのも、何人かの選手を追いかけていたからね。ゲーリー・プレーヤーだったに違いないよ」。

「何とか13番ティまで辿り着いたときは喉がカラカラで死にそうだったのを覚えているよ。キャディの一人が僕にコーラをくれたんだけど、傍目に見てもかなり弱っていたんだろうね。そういう思い出って忘れないものだよ」。

「この大会はテレビでよく見ていたし、観客として何年も見に来たんだ。僕も他の多くの奴らと同じ経験をしてきたってことさ。初めて出場が叶ったときは、夢が叶ったという感じだったね。ずっと特別な大会だと思ってきたし、今でもその気持ちに変りはないよ。南アフリカ人のゴルファーであれば、誰だってネッドバンクゴルフチャレンジでプレーする機会を得たいと思っているから、そういう自分の気持ちにも頷けるんだ」。

「僕らは観客として、それぞれ色んな思い出を持っているんだ。僕はまだ軍隊にいたころ、夜に18番の池でよく泳いだものだよ。僕にも若い頃はあったんだ」。

ゲーリー・プレーヤー・カントリークラブでの4勝目に向けた抱負について訊ねると、エルスは「ショットはすごく良いように感じるけど、もう決して若くはないからね。ただ、このゆったりしたペースは気に入っているから、あとは物事が上手く収まればいいね」。

「ここには最高の思い出があるし、本当に良いゴルフを披露したこともある。そういう過去を思い返すんだ。10年だか12年だか前に優勝したときのスコアや記憶を思い起こして、その時のラウンドや気持ちを今に反映させるんだよ。そういう心持ちで次のラウンドに臨むべきなんだ。その次のラウンドというのは、僕にとっては明日の第1ラウンドになるわけだ。気持ちよく明日のラウンドに入って、それを積み重ねて行きたいね。特定の大会で好成績を収めると、こういうときに生きてくるんだよ」。

かつて「マスターズ」を制したことのあるシュワルツェルは、先週の「アルフレッド・ダンヒル選手権」で優勝したことにより、序盤のレース・トゥ・ドバイをリードする展開となった。

29歳のシュワルツェルは、是が非でも優勝を果たしたいこの大会でも現在の好調を維持したいと並々ならぬ熱意を持っている。

「戻って来られて嬉しいし、サンシティはずっと特別な場所だったんだ。ネッドバンクの大会に、そしてサンシティに戻って来られたのは最高だよ。これに匹敵する大会は、そうざらにはないよ」とシュワルツェル。

「この大会は僕にとってとても意味のある大会なんだ。ここへは僕のアイドル、アーニー・エルスニック・プライスレティーフ・グーセンを見に来たんだ。今でも見に来た子供たちがはしゃいでいるけれど、僕には彼らの気持ちが分かるし、そういう意味でもこの大会を制するのは夢なんだよ。子供の頃に見に来ていた大会で、今や優勝をかけてプレーしている。いつか、最高のストーリーが出来上がるかもしれないね」。

「優勝した直後に臨む大会というのは、良い感じに自信が漲っているものだから、この大会に臨むにあたっては、この上ないタイミングといえるね」。

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2013年 ネッドバンクゴルフチャレンジ



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