欧州男子ツアー第12戦「カタールマスターズ」が、中東カタールにあるドーハゴルフクラブで開幕した。開催地の中東地域周辺が緊迫した状態ということで、選手側から中止の要請も出たが、ひとまず無事に大会は開催された。

しかし、思わぬ事態でゲームの進行が妨げられた。朝から吹いていた風に、砂ぼこりが混ざり始め、前方の視界が妨げられる状況になってしまった。サンドストーム、いわゆる砂嵐の状態で、現地時間9時52分に中断となった。午後になって少し視界が広がり回復の兆しは見えたが、風が収まらずこの日ラウンドは再開されなかった。

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今週150名が出場しているが、ティオフしたのは早い時間にスタートした72名のみ。ホールアウトした選手はいない。この時点で3アンダーで暫定首位に立っているのは、南アフリカのジェームス・キングストン。13番ホールを終えて、4バーディ1ボギーという内容だ。

1打差の2位につけているのは、イングランドのフィリップ・ゴールデンなど4人。さらに1打差の1アンダーには、スペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスなど11人となっている。

今週は、欧州ツアーすでに2勝を挙げているアーニー・エルスや、ディフェンディングチャンピオンのアダム・スコットの姿もない。世界ランキング上位の選手では、10位のパドレイグ・ハリントンくらいだ。初日が予定の半分も消化できていないだけに、明日以降のスケジュールはタイトになるが、ハリントンが実力を発揮するか注目が集まる。